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{{Infobox Dogbreed
[[画像:Rough Collie 600.jpg|300px|right]]
| akcgroup = Herding
| akcstd = http://www.akc.org/breeds/collie/index.cfm
*[[スムース| name = ラフ・コリー]]
| altname = コリー、スコッチ・コリー、ラッシー犬
| ankcgroup = Group 5 (Working dogs)
| ankcstd = http://www.ankc.org.au/Breed_Details.aspx?bid=140
| ckcgroup = Group 7 - Herding dogs
| ckcstd = http://www.ckc.ca/en/Default.aspx?tabid=99&BreedCode=CLR
| country = [[英国]] ([[スコットランド]])
<!-----Traits----->
|maleweight = 20 to 34&nbsp;kg (45 to 75&nbsp;lb)
|femaleweight = 15.8 to 29&nbsp;kg (35 to 65&nbsp;lb)
|maleheight = 55.8 to 66 cm (22 to 26 in)
|femaleheight = 50.8 to 61 cm (21 to 26 in)
|coat = 長いダブルコート
|color = セーブル、トライカラー、ブルー・マール等
|litter_size =
|life_span = 12 − 15+ 年
| fcigroup = 1
| fcinum = 156
| fcisection = 1
| fcistd = http://www.fci.be/Nomenclature/Standards/156g01-en.pdf
[[画像:| image = Rough Collie 600.jpg|300px|right]]
| image_caption = セーブル・アンド・ホワイトのラフ・コリー
| kcukgroup = Pastoral
| kcukstd = http://www.thekennelclub.org.uk/item/132
| nzkcgroup = Working
| nzkcstd = http://www.nzkc.org.nz/br520.html
| ukcgroup = Herding Dogs
| ukcstd = http://www.ukcdogs.com/WebSite.nsf/Breeds/Collie
}}
'''ラフ・コリー'''(英:Rough Collie)は、[[イギリス]]の[[スコットランド]]原産の[[牧羊犬]]種である。[[スムース・コリー]]と合わせて'''スコッチ・コリー'''(英:Scotch Collie)とも言う。また、[[コリー]]の名の付く犬種は複数存在するが、現代においては、本種がその中でも特に人気があり、飼育頭数も多いため、単に'''コリー'''と呼ばれることも多い。
 
'''ラフ・コリー'''(英:Rough Collie)とは、[[イギリス]]の[[スコットランド]]原産の[[牧羊犬]]種である。日本では単に'''コリー'''と呼ばれることが多いが、コリー犬種は他にも沢山あるため、専門的に解説する際は正式名称の'''ラフ・コリー'''の名で呼ぶことが義務付けられている。ブリーダーも、スムース種と混同しないために正式名称で呼ぶ。旧称は'''スコッチ・コリー'''(英:Scotch Collie)。
== 歴史 ==
2000年前に[[ローマ人]]が原産地にもたらした、特別な[[ワーキング・コリー]]が年月牧羊犬経てでき上がったものであ先祖とすると言われている。始め[[イングランド]]北部から[[スコットランド]]うちは専ら地域において、作業犬として使われ、コートの長さ以外の違いがあまり顕著ではなかったため、兄弟種の[[スムース・コリー]]と一絡げにされてスコッチ・コリーと呼ばれていた。ラフ・コリーは牧羊犬として羊の誘導を行うだけでなく、時には水難救助犬として泳いで人を助けるのにも使われていたという記録も残されている。1860年代19世紀にはスム、これらのコリ犬に、毛の長いラフ・コリーと、短い[[ビクトリア女王]]に愛されたため、兄弟種として人気が出て、スムース・コリーは[[イングリッシュ・グレイハウンド]]を、ラフ・コリーは[[ボルゾイ]]をそれぞれ交配させ、両犬種は現在のマズルや脚洗練され姿に改良さことが知らた。その後ラフ・コリーは牧羊犬としだけでなく、上流貴族のペットとしても愛されようになり、2度の世界大戦の被害を受けることなく生き残ることができた
 
1860年代にはスムース・コリーが[[ビクトリア女王]]に愛されたため、兄弟種として人気が出て、スムース・コリーは[[イングリッシュ・グレイハウンド]]を、ラフ・コリーは[[ボルゾイ]]をそれぞれ交配させ、両犬種は現在のマズルや脚が長い洗練された姿に改良された。その後ラフ・コリーは牧羊犬としてだけでなく、上流貴族のペットとしても愛されるようになり、2度の世界大戦の被害を受けることなく生き残ることができた。
20世紀には映画化・テレビドラマ化された小説'''「[[名犬ラッシー]]」'''が世界的にヒットしたため、本犬種の知名度は急上昇して人気を博した。現在このラッシーフィーバーは沈静化したものの、世界的な人気はいまだ衰えを知らない。
 
20世紀には映画化・テレビドラマ化された小説'''「[[名犬ラッシー]]」'''が世界的にヒットしたため、本犬種の知名度は急上昇して人気を博した。現在このラッシーフィーバーは沈静化したものの、世界的な人気はいまだ衰えを知らない。
 
ラフ・コリーは日本でも常に人気のある犬種で、小型犬種には敵わないものの安定した人気を保っている。毎年国内登録があり、2009年度の国内登録頭数順位も'''136位中72位'''と高順位であった。ブリーダーやペットショップからの入手も可能で、10~20万円程度の値段で取引されている。
 
== 特徴 ==
マズル・脚が長く、たっぷりとしたロングコートを持つ。毛色はブラック・アンド・ホワイト、ホワイト、セーブル、マーブルなど。半垂れ耳(セミクリップイヤ)、ふさふさしたサーベル形の垂れ尾を持つ。体高は雄61~66cm、雌56~61cmで体重は雄27~34kg、雌22~29kgの大型犬。性格は陽気で優しく、我慢強い。攻撃的な面は無く、友好的なため初心者でも飼育しやすい犬種である。遺伝的には[[心臓病]]にかかりやすいが、深刻な遺伝的疾患はあまり多くない。
 
== 参考 ==
*『犬のカタログ2004』(学研)中島眞理 監督・写真
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*『デズモンド・モリスの犬種事典』(誠文堂新光社)デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年
*『日本と世界の愛犬図鑑2009』(辰巳出版)藤原尚太郎編・著
 
== 関連項目 ==
*[[スムース・コリー]]
*[[コリー]]
*[[名犬ラッシー]]
*[[パル (犬)]]
*[[ボルゾイ]]
*[[犬の品種一覧]]
 
{{Commonscat|Rough Collie}}