「眼下の敵」の版間の差分

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共に戦争には批判的だが義務感から敵を倒す事に専念していた両艦長だったが、知力を尽くして戦い続ける中で、両者の間には互いに対する奇妙な尊敬の念が芽生え始めていた。
 
== 主要キャスト ==
=== アメリカ海軍 ===
*; マレル艦長
: 演:[[ロバート・ミッチャム]]
: [[バックレイ級護衛駆逐艦]]・ヘインズの艦長、階級は[[少佐]]。商船の三等航海士から徴兵され、当初は乗組員から「促成栽培のモヤシ」と軽んじられていた。しかし実際には卓越した戦術能力と勝負勘の持ち主でUボートの動きを読み切って攻撃を再三かわし、部下の信頼を一挙に得る。
: ただ戦争に対しては批判的で、戦争を繰り返す人間に対して「破壊と苦痛に終わりはない。やがてこの戦争は終わるが、次がまた始まるだろう」と諦観している。
; ドック軍医
*ドック軍医: 演:ラッセル・コリンズ
: 町医者から徴兵された軍医。いつもパイプを燻らせ穏やかな物腰ながら、人間性に対しては希望を持っており、マレル艦長とも時に議論を戦わせる。
; ウェア副長
*ウェア副長: 演:アル・ヘディスン
: 新進気鋭の若手将校。学生時代はヨットレースの選手。当初はマレル艦長の能力に懐疑的だったが、Uボートとの戦いの中で艦長を尊敬するに至る。
 
=== ドイツ海軍 ===
*ドック軍医:ラッセル・コリンズ
; シュトルベルク艦長
:町医者から徴兵された軍医。いつもパイプを燻らせ穏やかな物腰ながら、人間性に対しては希望を持っており、マレル艦長とも時に議論を戦わせる。
: 演:[[クルト・ユルゲンス]]
 
: ドイツUボート艦長。[[第一次世界大戦]]からのベテランで、叩き上げで艦長になった。こちらも卓越した戦術能力と騎士道精神の持ち主。作品中に階級に関する言及はないが尉官の制帽を着用している。
*ウェア副長:アル・ヘディスン
: 軍人一家で息子2人は既に戦死したが、軍人の務めと割り切ろうとしている。しかし[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチス]]に批判的であることや、戦争の機械化と大量破壊が進む現状等から「昔の戦争は負けても名誉が残った。しかしこの戦争には名誉などない。勝っても嫌な記憶が残るだけだ」と厭戦気分を募らせている。
:新進気鋭の若手将校。学生時代はヨットレースの選手。当初はマレル艦長の能力に懐疑的だったが、Uボートとの戦いの中で艦長を尊敬するに至る。
; ハイニ先任士官
 
*ハイニ先任士官: 演:[[セオドア・ビケル]]
===ドイツ海軍===
*: シュトルベルク艦長:[[クルト・ユルゲンス]]とは士官候補生時代からの友人。艦長が腹を割って話せる艦内で唯一の人物。
:ドイツUボート艦長。[[第一次世界大戦]]からのベテランで、叩き上げで艦長になった。こちらも卓越した戦術能力と騎士道精神の持ち主。作品中に階級に関する言及はないが尉官の制帽を着用している。
:軍人一家で息子2人は既に戦死したが、軍人の務めと割り切ろうとしている。しかし[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチス]]に批判的であることや、戦争の機械化と大量破壊が進む現状等から「昔の戦争は負けても名誉が残った。しかしこの戦争には名誉などない。勝っても嫌な記憶が残るだけだ」と厭戦気分を募らせている。
 
*ハイニ先任士官:[[セオドア・ビケル]]
:シュトルベルク艦長とは士官候補生時代からの友人。艦長が腹を割って話せる艦内で唯一の人物。
 
==日本語吹替版==