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== 概要 ==
[[Image:Suanni_xianglu.JPG|thumb|狻猊]]
[[獅子]]に似ている姿であり、時に同一視される。[[煙]]や[[火]]を好むという。故に、[[寺院]]の[[香炉]]の脚の意匠にされる。高僧の座る場所を『獅子座』『狻座』『猊座』というのはここから来ており、『猊座の下(もと)に居る者』という意味で、高僧の[[尊称]]や、高僧に送る[[手紙]]の[[脇付け]]は『[[猊下]]』となった。『[[升庵外集]]』(?)や『[[懐麓堂集]]』([[李東陽]]著)などで登場する。香炉だけではなく、[[銅鏡]]、各[[神獣鏡]]に見られる。特に[[唐]]の時代に作られた「海獣葡萄鏡」に多数見受けられる。海獣とは海の獣という意味ではなくて唐の国にとって[[砂漠]]の向こうという意味であり「海外の獣」という意味である。
 
なお、小説[[水滸伝]]の登場人物に[[トウ飛|鄧飛''']]という好漢がいる。渾名は「火眼狻猊」(かがんさんげい)といい「赤い目をした獅子」という意味である。