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'''豊川市主婦殺人事件'''(とよかわし しゅふさつじんじけん)とは、[[2000年]]([[平成]]12年)[[5月1日]]
== 事件の背景 ==▼
== 事件の発覚 ==
豊川市の住宅で、妻が血だらけで倒れているのを帰宅した夫が発見し
== 犯人 ==
事件現場近くの高校に通う当時17歳の3年生。学校では、明るく活発、成績優秀と評判のいい生徒だった。1歳半のときに両親が離婚したため、中学教師の父親と、父方の祖父母と4人暮らし。祖父も元教師で、祖母を「おかあさん」と呼んで育った。かねてから人の死に興味があり、不老不死の薬の開発も考えたが断念、代わりに殺人に興味を持った。成績に偏りがあり、第1志望の高校に入れず、強い挫折感と大学入試への不安を感じていた。事件数日前に、それまで打ち込んでいたテニス部を退部していた
犯人
▲== 事件の背景 ==
▲男子高校生(当時17歳、高校3年生)が[[主婦]](当時68歳)を40ヶ所も刺して殺した<ref name="佐野(2008)68">[[#佐野(2008)|佐野(2008)、p.68]]</ref>うえに、夫にも重傷を負わせた。その後、前もって竹藪に隠してあった服に着替えて逃走したが、竹藪に自分の鞄を置き忘れていった<ref>[[#佐野(2008)|佐野(2008)、pp.68-69]]</ref>。
▲犯人の高校生は、動機として「殺人の体験をしてみたかった('''人を殺してみたかった''')」<ref name="佐野(2008)">[[#佐野(2008)|佐野(2008)、p.65]]</ref>「未来のある人は避けたかったので老女を狙った」と供述していた<ref name="佐野(2008)68"/>が、学校内ではソフトテニス部に所属し、後輩からの信頼も厚く、しかも極めて成績優秀であると見られていたため、その評判と犯罪行為との乖離が疑問とされた。そのため精神鑑定がなされ、一回目の鑑定では「分裂病質人格障害か分裂気質者」と出されたが、二回目の鑑定では「犯行時は[[アスペルガー症候群]]が原因の心神耗弱状態であった」出され、二回目の鑑定を認定し、2000年12月26日に[[名古屋家庭裁判所]]は[[医療少年院]]送付の保護処分が決定した。二回目の鑑定医師団には[[児童精神医学]]の専門医が鑑定団の一人として加わっていた。
<!-- この事件をきっかけにアスペルガー症候群を初めとする高機能自閉症者がクローズアップされ、一部にはアスペルガー症候群=犯罪嗜好といわんばかりのセンセーショナルな取り上げられ方もなされた。-->
== その他 ==
この事件の2日後に発生した[[西鉄バスジャック事件]]の犯人は事件直前に豊川市事件に関する手記を書いていた。2000年は17歳の少年による凶悪犯罪がセンセーショナルに報道され[[キレる17歳]]として注目された。これらの少年犯罪は[[少年法]]厳罰化の一因にもなった。{{要出典|date=2015年9月}}
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{{reflist}}
== 参考文献 ==
*{{Citebook|和書|author=佐野眞一|authorlink=佐野眞一|title=クラッシュ—風景が倒れる、人が砕ける—|date=2008年12月1日|publisher=
==関連書籍==
*
* 森下香枝
== 関連項目 ==
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{{DEFAULTSORT:とよかわししゆふさつしんしけん}}
[[category:平成時代の殺人事件]]
[[Category:2000年の日本の事件]]▼
[[Category:日本の少年犯罪]]
[[Category:豊川市の歴史]]
▲[[Category:2000年の日本の事件]]
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