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新設軌道の[[線路 (鉄道)|線路]]構造は、通常の鉄道と同様に[[バラスト軌道|バラスト]]を敷き詰めて、[[枕木]]にレール([[軌条]])を固定した構造が用いられることが多い。
 
大都市の[[路面電車]]においては、高度成長期以降、道路上での[[自動車]]との併走により、交通渋滞に巻き込まれて[[運行ダイヤ]]が守れなくなるなどの支障が出て、廃止される例が多かったが、全走行区間における新設軌道の割合が高いためにその使命が失われずに、存続された例もあり、生き残りの条件になるといえよう。例えば、[[東急玉川線]]は、ほとんどが[[併用軌道]]であった[[渋谷駅]]~[[二子玉川駅|二子玉川園駅]]は早々に廃止され、支線の[[東急世田谷線]]は100%新設軌道であったため現存している(もっとも、東急玉川線の廃止の直接の理由は[[首都高速道路3号渋谷線]]の建設のためであり、そのため代替として[[新玉川線]]がほぼ同じコースで地下に建設されている)。同じように、ほとんどの路線が廃止された[[東京都電]]においても、[[都電荒川線|荒川線]]だけは[[王子電気軌道]]という[[私鉄]]の路線を買収した区間でもあって、専用軌道の割合がきわめて高かったことから存続している。なお、東急玉川線の場合、廃止の直接の理由は[[首都高速道路3号渋谷線]]の建設のためであり、<!--そのため代替として新玉川線がほぼ同じコースで地下に建設されている。-->専用軌道あるいは併用軌道であるか否かだけで存廃が決定されるわけでない
 
なお、軌道法に基づく軌道のうち、道路の中央部に高架軌道を敷設した[[都市モノレール]]や[[新交通システム]]、あるいは「[[路面電車]]の高速化」と位置づけて道路下に敷設された[[大阪市営地下鉄]]なども専用軌道(新設軌道)と言われることがあるが、これらは道路の上方空間または下方空間に敷設されていることから、法的には併用軌道の一種である。