「ラード」の版間の差分

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== 利用 ==
[[植物油]]に比べて[[酸化]]されにくいので、[[トンカツ]]等の揚げ物によく利用される。また、料理にコクと風味を出すために使われることが多い。[[ラーメン]]の[[スープ]]には豚の背の部位の脂が'''背脂'''としてよく用いられ<ref>[http://ramen.gnavi.co.jp/dictionary/sa/#se ぐるなびラーメン用語辞典]</ref>、スープの上一面に浮かぶためスープが冷めにくい。
 
獣脂に由来する旨みから、上記のようにラーメンに多用されるほか、旨みに加えて揚げた時の独特のサクサク感と香ばしい風味が好まれることから、[[トンカツ]]では肉質や料理人の腕の他に、味の巧劣を決めるカギともなっている。豚の旨みがそのままラードに反映されることから、[[九州]]の[[黒豚]]や、[[スペイン]]の[[イベリコ豚]]のラードは高級に位置する。中でも黒豚に至っては、高級な餌や自由に放牧されている事でストレスが非常に少ない飼育法を取られている為、[[不飽和脂肪酸]]の含有量の多さや[[バター]]を下回るコレステロールの低さからも、ラードの中では最上位の高級食材として扱われている。