「扁桃炎」の版間の差分

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==治療方法==
=== 薬物による治療 ===
[[File:Ceftriaxone rocephine im.jpg|thumb|180px|right|セフェム系抗生物質]]
合併症を避けるためにも、医師の治療を受ける方がいい。安静、[[うがい]]、[[湿布]]、口内錠や[[トローチ]]などに加え、水分や、抗体の産生が促される[[ビタミンC]]が必要である。薬物としては抗生物質に加え、炎症を抑える抗[[プラスミン]]剤、[[非ステロイド系抗炎症剤]]が用いられる。他に[[複方ヨード・グリセリン|ルゴール液]]の塗布もある<ref name=medical/>。日頃はよくうがいをし、不規則な生活を慎むことが大事である。またのどの痛みがある場合は、入浴、飲酒、喫煙は避けるべきである。
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細菌が原因で起こる扁桃炎は、抗生物質による治療が行われる。当該の細菌にもっとも効果の高い抗生物質を使用するために、綿棒でノドをこすり、その綿棒を培地に入れて、3日間ほど細菌を繁殖させるが、溶血性連鎖球菌(溶連菌)では、迅速審査により15分程度で判ることがある。溶連菌による扁桃炎の場合は、除菌が望ましく、[[ペニシリン]]系抗生物質を10日間、または[[セフェム系]]抗生物質を5日間使う<ref name=allabout/>。また[[アジスロマイシン]](ジスロマック)を用いることもある。
 
=== 手術による治療 ===
[[File:Tonsillectomy day 2.jpg|thumb|120px|right|扁桃除去手術後2日後の患部]]
また、扁桃を腫らす頻度が高い場合は扁桃摘出術を行うことがある。これは病巣感染を防ぐためである。病巣感染で要注意なのは、関節では関節リューマチ、腎臓では[[腎臓学|腎炎]]や[[IgA腎症]]などの合併症である。扁桃摘出の手術については、習慣性扁桃炎で、目安として1年に4回以上扁桃腺を腫らすような場合<、第三度肥大くらいでものを飲み込みにくい、あるいは呼吸がしづらい困難と思われる場合は受けた方がいい。この時にアデノイドも摘出することがある。手術は全身麻酔または局所麻酔で行われ、術後1週間は安静にして、1か月ほど経ってから元の生活に戻して行く<ref name=medical/>
 
手術は全身[[麻酔]]または局所麻酔で行われ、術後1週間は安静にして、1か月ほど経ってから元の生活に戻して行く<ref name=medical/>。術後は口内の痛みが治まれば、顔や声にも影響は残らず、術前のように扁桃を腫らすこともなくある。アメリカでは幼少時に積極的に手術治療を行い除去することが慣習となっている<ref>http://yobou.sukida.info/kidsillness/703.html</ref>
 
扁桃膿瘍の場合は、膿汁の排泄が目的となる。膿瘍がどこにあるか、どのような状態であるかを考慮したうえで、注射針で穿刺吸引する場合と、局所麻酔後にメスで切開する場合とがある<ref>[http://health.goo.ne.jp/medical/search/10F30400.html 扁桃周囲膿瘍(扁桃周囲炎)- gooヘルスケア]</ref>。