「建国神話」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2010年2月}}
'''建国神話'''(けんこくしんわ)とは、その[[国]]を[[建国]]した[[神]]、あるいは神の血筋を引く指導者が建国事業を行なった[[神話]]を指す。世界の多くの[[民族]]は建国神話を持っており、現在の支配者が建国神話と関係があるとされる場合には、支配の正統性の根拠とされる(例として、[[ニニギ]]の[[天孫降臨]]と天皇家の関係)。ただし、建国神話が[[史実]]を反映したものではあっても、完全な史実であるとは限らない。
 
日本の場合、[[欽明天皇|欽明紀]](『[[日本書紀]]』)に、[[百済]]王が[[新羅]]を攻めたが逆に討死してしまい、[[人質]]として日本にいた百済王子が帰国する際、蘇我臣が、「かつて百済が[[高句麗]]によって滅ぼされそうになった時、百済王が日本の'''建邦の神'''(建国神)を祀って、難を逃れたが、その後、祀らなくなったから、新羅に滅ぼされそうになっているのだ」と語り、日本の建国神について説明し、再び祀るよう薦める記述があり、少なくとも[[6世紀]]中頃には、建国に関する神話が形成されていたことがわかる内容である(同時に、日本の神が海外でも祀られていたとわかる記述)。
 
== 関連項目 ==
* [[神武東征]] - 否定説もある(詳細は当項目を参照)
 
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