「投石器」の版間の差分

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古代の[[シュメール]]人や[[アッシリア]]人が投石器を使っていたことは当時の浮彫などにより知られている。アッシリアの浮彫に見られる戦闘描写では投石兵は弓兵の後方に並んでおり、投石器による石弾の射程は当時の弓による矢の射程より長かったと推測されている。
 
過去、そして現在も、[[遊牧民]]は、害獣から家畜を守るためや群れを制御するために、投石器を使っている。[[聖書]]の『[[士師記]]』には「一本の毛すじをねらって」投げてもはずさないという手練の投石兵たちの記述があり、また『[[サムエル記]]』には、後に[[イスラエル]]の王となる[[羊飼い]]の少年[[ダビデ]]が、投石器で[[ペリシテ人]]の[[ゴリアテ]]という大男を倒したことが書かれている。
 
古代の[[地中海]]世界では東の[[ロドス島]]人や西の[[バレアレス諸島]]人が特に投石器の名手の多いことで知られ、諸国の[[傭兵]]隊に投石兵を提供していた。