「国家主義」の版間の差分

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「経済的国家主義」とは、「[[国有企業]]や他の形態による政治機構によって、直接的に、または経済企画によって間接的に、国が経済に介入する重大で合法的な役割を持っている」とする見方を強調するものである<ref>"statism" Routledge Encyclopedia of International Political Economy. Taylor & Francis, 2001. p. 1475</ref><ref>"statism". Merriam-Webster.</ref>。
 
「国家主義」という用語は時に[[国家資本主義]]を指すことがあり、また国家による多量の政治介入によって市場を管理する経済をさすこともある。また、企業・産業を[[国有化]]して、国家による統制を強めようとする方式の意味でも使われる。
<!--また、企業・産業を[[国有化]]して、国家による統制を強めようとする方式の意味でも使われる。-->
 
なお、国家による「市場の管理」には積極的なものとともに、消極的なものもありえる。経済地理学者の[[デヴィッド・ハーヴェイ]]によると、国家は本来政府による経済への介入を嫌う[[市場原理主義]]、[[新自由主義]]と結びつくこともありえ、市場の自由を実現するために強力な国家体制が必要とされる。<ref>デヴィッド・ハーヴェイ・著、渡辺治・監訳『新自由主義』、作品社、2007年、32-35頁</ref>ハーヴェイは資本家の利益を優先する国家機構を「新自由主義国家」と呼ぶ。<ref>デヴィッド・ハーヴェイ・著、渡辺治・監訳『新自由主義』、作品社、2007年、18-19頁</ref>。
 
== 脚註 ==