「偉大な生涯の物語」の版間の差分

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[[マックス・フォン・シドー]]がキリスト役でハリウッドデビューし、当時の映画スター多数([[チャールトン・ヘストン]]、[[ロディ・マクドウォール]]、[[ヴァン・ヘフリン]]、[[サル・ミネオ]]、[[シドニー・ポワチエ]]など)が共演した。本編は70mmシネラマ・ウルトラ・パナビジョン70システムで撮影され、1965年2月15日に[[ニューヨーク]]で公開された。
 
[[フルトン・アワスラー]]の小説『偉大な生涯の物語〈イエス・キリスト伝〉』(''The Greatest Story Ever Told'', 1949年出版)を原作としている。本作の日本公開時には[[鮎川信夫]]訳、荒地出版社より発売された。
 
音楽は[[アルフレッド・ニューマン]]が担当。クライマックスにおいては、[[ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル]]の「[[メサイア (ヘンデル)|メサイア]]」(ハレルヤ・コーラス)や[[ジュゼッペ・ヴェルディ]]の「[[レクイエム (ヴェルディ)|レクイエム]]」などが[[ケイン・ダービー]]指揮で使われた。
 
== ストーリー ==
[[東方の三博士]]が星に導かれ、[[ベツレヘム]]の貧しい馬小屋に現れる。処女[[聖母マリア|マリア]] が神の子イエスを生んだのであった。黄金、[[乳香]]、[[没薬]]を捧げ、救世主の降誕を祝う。残忍な[[ヘロデ大王]] は予言されていた[[メシヤ]](救世主)の誕生を知り、2歳以下の幼児をみな殺しにするが、危険を感じた大工[[ナザレのヨセフ|ヨセフ]] は皆でエジプトへ逃れ、故郷の[[ナザレ]]に帰る。
 
イエス30歳の頃、「悔い改めよ」と叫んでいた[[洗礼者ヨハネ|ヨハネ]] はローマの圧政に苦しむ民衆にイエスこそメシヤだとして、天国の到来を告げる。伝道を開始して[[ガリラヤ]]に向かうイエスには[[使徒#十二使徒|十二人の使徒]] が生まれる。姦淫をしていたという[[マグダラのマリア]]を救う。[[カペナウム]]の奇跡を知らされた新しい[[ヘロデ・アンティパス]]は、イエスの御名を讃えるヨハネの名声が我慢できず、捕えて土牢に幽閉する。彼の妻[[ヘロデヤ]]は娘[[サロメ (ヘロディアの娘)|サロメ]]をそそのかし、ヨハネの首を所望する。
 
死んだ[[ラザロ]]の復活など多くの奇跡を実現したイエスは民衆の熱狂の中で[[聖枝祭|エルサレム入城]]を果たす。しかし、「[[キリスト]] (油注がれた者)」がやってきたという民衆の驚喜に祭司や長老や律法学者たちはイエスの存在は邪宗を広める者と見なす。
 
捕えられる前日、弟子たちに囲まれて[[最後の晩餐]]をとったイエスは「裏切者がいる」と[[イスカリオテのユダ|ユダ]] に暗黙のうちに悔悟を求める。一緒に死ぬという[[ペテロ]]には「鶏が鳴く前に君は3度わたしを否むだろう」という。そして、パンとワインを配る。[[サドカイ派]]の[[カヤパ]]の反対などにもかかわらず裁判が行われ、総督[[ピラト]]によってイエスの代わりに[[バラバ]]が恩赦され、十字架刑が命じられる。
 
処刑の日、[[ゴルゴダの丘]]で母や仕えてきた女たちの悲しみと祈りの声の中で息絶える。その時、すさまじい雷鳴とともに豪雨となり、暗黒が地上を覆う。十字架から外され、墓におさめられたイエスは死の3日後に再びよみがえり、[[復活 (キリスト教)|復活]] の奇跡をなし遂げ、「私は世の終わりまでいつもあなた方と共にいます」という声が響く。
 
== キャスト ==