「エリス (準惑星)」の版間の差分

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m 小惑星番号までは記載しなくてもいいと思う。
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| 画像ファイル = Eris and dysnomia2.jpg
| 画像サイズ = 250px
| 画像説明 = エリスと衛星ディスノミアの画像
| 画像背景色 =
| 仮符号・別名 = {{mp|2003 UB|313}}
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[[国際天文学連合]] (IAU) は、{{mp|2003 UB|313}}が惑星かどうかはっきりするまで命名はしないと発表した。そして[[2006年]][[8月24日]]、IAUで[[国際天文学連合による惑星の定義|惑星の定義]]が決定され、{{mp|2003 UB|313}}は惑星ではなく、外縁天体かつ[[準惑星]] ([[:en:dwarf planet|dwarf planet]]) である新しいグループの天体(この時点では名称未定)に分類されることになった。その直後の[[9月8日]]、[[小惑星センター]]により[[小惑星番号]] (136199) が付けられた<ref name="MPEC"/>。
[[ファイル:2003 UB313 opname.jpg|thumb|left|300px|パロマー天文台のサミュエル・オースチン望遠鏡による (136199) エリスの低速度撮影画像]]
それに先立つ[[9月6日]]、発見者グループは{{mp|2003 UB|313}}を「エリス (Eris)」と名づけることを提案した。IAUの小天体命名委員会と惑星系命名ワーキンググループはこれを認め、[[9月13日]]に[[天文電報中央局]] (CBAT) により正式に発表された。[[エリス (ギリシア神話)|エリス]]は[[トロイア戦争]]の遠因となったギリシア神話の不和と争いの女神であり、ブラウンは神話でエリスが引き起こした争いを、エリスが天文学にもたらした惑星の定義をめぐる論争に喩えている。<br style="clear:left;" />
 
== 性質 ==
=== 軌道 ===
[[ファイル:Orbit of 2003 UB313 on 30 July 2005.gif|thumb|300px|(136199) エリスの軌道]]
エリスの軌道は、[[離心率]]がかなり大きい[[楕円]]を描いていると考えられている。発見当時は太陽から 97 [[天文単位|au]]の距離にあったが、[[近日点]]は 35 auと考えられている(冥王星は 29 から 49.5 auの距離を公転している)。また他の惑星とは違い、[[軌道傾斜角]]44°という、かなり傾いた軌道を持つ。