「マルコポーロ事件」の版間の差分

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*1997年、評論家の[[日垣隆]]は、西岡が同年出版した単行本『アウシュウィッツ「ガス室」の真実 本当の悲劇は何だったのか?』 [[日新報道]] を[[毎日新聞社]]が発行する[[エコノミスト]]の書評で好意的に紹介し、間接的に、事件当時の言論の空気を批判した。
*フォトジャーナリストの[[広河隆一]]は、現地[[アウシュヴィッツ]]での詳細な現場検証を踏まえて西岡の記事と単行本を批判した上で、こうした議論を全て「反ユダヤ主義」と呼ぶ事の危険を指摘し、[[ホロコースト]]の検証自体は自由であるべきだとしている<ref>『[[パレスチナ難民]]キャンプの瓦礫の中で』草思社・1998年</ref>。
*[[副島隆彦]]はインターネット上で[[ホロコースト]]の見直しを支持する立場を表明し、さらに元[[外務省]]職員の[[佐藤優 (外交官)|佐藤優]]との2008年に出版された対談書<ref>『暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠』(日本文芸社・2008年</ref>で、[[マルコポーロ事件]]以後、日本の出版物において、[[ユダヤ人]]についての言論に自主規制がかかっているという趣旨の懸念を述べている。
*ジャーナリストの[[田中宇]]は、[[ホロコースト]]に関する事実関係の議論は保留し、かつ、[[マルコポーロ事件]]その物については触れない形で論争の現状を概観し、[[ホロコースト]]を「国際問題の中で唯一分析が禁じられた事項」と呼び、 この問題を巡る世界的言論規制の空気に注意を喚起した<ref>田中宇メールマガジン「[[ホロコースト]]を巡る戦い」」2005年12月20日</ref>。