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古くは''Norvic''と呼ばれていた。[[8世紀]]頃の[[マーシア]]の硬貨や[[ラインラント]]の陶器の破片が見つかっていることから、すでにその頃には遠方との交易が行われていたものと考えられている。[[10世紀]]前半には貨幣の鋳造も行われており、[[アゼルスタン (イングランド王)|アゼルスタン]]の治世([[924年]] - [[939年]])に鋳造された硬貨には"Norvic"の文字が刻まれている。
 
その後も、[[ウェンサム川]]{{enlink|River Wensum}}の水運を利用した交易により、商業の中心として繁栄を続けた。[[ノルマン・コンクエスト]]の頃には、イングランド有数の都市となっており、[[ドゥームズデイ・ブック]]には、およそ25の教会があり、5千人から1万人の人口がいたことが記録されている。なお、[[ノルマン人]]の支配下に入った際に、元々別の場所にあった[[サクソン人]]の居住地や市場が[[ノリッチ城]]{{enlink|Norwich Castle}}の西側の区域に移された。その時に移された市場には今もなおたくさんの露店が並び、昔からの賑やかさを保っている。
 
間もなく司教座もノリッチに移され、[[1096年]]に[[ノリッチ大聖堂]]{{enlink|Norwich Cathedral}}が建設される。