「食材の切り方一覧」の版間の差分

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: 繊切りよりさらに細長く切る。
; 微塵切り(みじんぎり)
: 1-2mm角程度の大きさに細かく切り刻む。繊切りをさらに切る事によって作る事が多い。[[薬味]]などを作るときに用いられる。
: 刻んだ具が[[まな板]]の外に飛んでしまわないように注意する必要がある。
; 粗切り(荒切り:あらぎり)
: 数ミリから1-2cm角程度の大きさに切り刻む。[[魚]]の煮物に使う[[ショウガ]]などによく用いられる。
;ぶつ切り(ぶつぎり)
: 数センチ単位の大きなかたまりや、棒状に切り分ける。煮物、焼き物や煮込み料理の素材によく使われる。
;乱切り(らんぎり)
: 切断面をあえて平行や直角にならないように切る。細い棒状の食材の場合、材料を回しながら様々な角度から斜めに[[包丁]]を入れてゆくと乱切りになる。[[ゴボウ]]、[[ニンジン]]、[[ダイコン]]などを煮物にする際に用いられる。表面積が大きいので、熱が通りやすく味がしみやすい。
; 笹き(ささがき)
: ゴボウなどの細長い野菜を、まるで[[鉛筆]]を削るときのように削ぎ切りにする。切れた形状が[[ササ|笹]]の葉のような形状である事からささがきと呼ばれる。ゴボウのささがきを作るときには水を張ったボールの上で行なうと、切りながら[[灰汁]]抜きができて便利である。
; 輪切り(わぎり)
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: 半月切りをさらに半分にした形に切る。形状が[[銀杏]]の葉に似ている事からこう呼ばれる。かりんなどを切るときに使う。
; 拍子木切り(ひょうしぎぎり)・拍子切り(ひょうしぎり)
: 長さ5cm程度、太さ1-2cm角程度の四角い棒状に切る。[[拍子木]]に形状が似ていることからこう呼ばれる。「ぎ」の音が重なるのが発音しづらいためか「拍子切り」と言う人もいる。
; 短冊切り(たんざくぎり)
: 長さ5cm程度、幅1-2cm程度、厚さ2-5mm程度の板状に切る。その名の通り、[[短冊]]の形にする。
; 賽の目切り(さいのめぎり)
: 長さ1-2cm程度の[[直方体]]の形に切る。賽の目とは[[サイコロ]]のことで、その名の通りサイコロの形に切る。欧米においても同様の切り方を「Diced」(Diceは英語でサイコロのこと)と呼ぶ。
; 霰切り(あられぎり)
: 基本的には賽の目切りであるが、大きさが2-5mm程度に細かく切り刻む。
; 隠し包丁(かくしぼうちょう)
:ダイコンなどを煮物にするときに、切断面に十字の浅い切り込みを入れる事がある。これを隠し包丁と呼ぶ。「隠し」なので裏面(片面)だけに包丁を入れる。隠し包丁を入れる事によって内側に味がしみやすくなるので、外側に余計な熱を加えすぎて煮くずれする事を防ぐ事ができる。'''忍び包丁'''と呼ぶこともある。
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; 飾り切り(かざりぎり)
: 野菜をものの形に切ったり、形をととのえる。他の切り方に比べ、料理の美しさを重視したものが主である。
:; 面取り(めんとり)
:: ダイコンなどを煮物にするときには厚めの輪切りにした後に切り口の角ばった部分を少し削り落とすと、よく煮込んでも形が崩れにくく見た目も美しくなる。この作業を面取りと呼ぶ。ニンジンを[[グラッセ]]にするときも面取りをしておくときれいに仕上がる。
:; 切り違い(きりちがい)
:: [[キュウリ]]に包丁を一度中心部に入れた後、互い違いに包丁を入れて切る。色のコントラストがあらわになり、見栄えがよくなる。
:; 手綱切り(たづなぎり)
:: [[ファイル:Reins konjac.jpg|thumb|手綱切りにしたコンニャク]]
:: [[コンニャク]]を5cm程度の長さの短冊切りにした後、中央に1本の切れ目を入れる。切れ目は上下に1cm程度のつながった部分を残す事。この切れ目の中に一方の端をくぐらせて、ねじれた形状を作る。煮込み料理にするときなどに用いられ、形状が美しく、表面積が大きいため火と味がしみやすくなる。また、[[箸]]でつかみやすくなるので食べやすい。
:; 花形切り(はながたぎり)
:: ニンジンなどを輪切りにし、[[ウメ]]や[[サクラ]]などの[[花]]の形をした[[型抜き]]で抜く。または、(たいへん手間がかかる事であるが)包丁で花の形に切り込む。色の鮮やかな食材を花形切りにすると、料理の見た目が大変華やかになり高級感がでる。なお、梅の花の形に花形切りした後に、花びらの1枚1枚が立体的になるように切り込みをしたものを、ねじり梅(-うめ)と呼ぶ。
:; 菊花切り(きっかぎり)
:: ダイコンやかぶに縦横の切り込みをいれ、[[キク|菊]]の花のように形作る。
:; 茶筅切り(ちゃせんぎり)
:: [[ナス]]の表面に縦に何本か切り込みを入れ、[[茶筅]]の形に似せる。
:; 鹿の子切り(かのこぎり)
:: ナスなどの表面に5mm程度の間隔で斜め45度の格子状の切り込みを入れ、[[鹿の子]]模様にする。
:; 松笠切り(まつかさぎり)
:: [[イカ]]の表面に包丁を寝かせて斜め45度の格子状の切り込みを入れる。加熱すると切り口が開いて[[松かさ|松笠]]様になる。
 
=== その他 ===