削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
82行目:
 
=={{lang|en|BRICs}}の潜在能力==
{{出典の明記|date=2015年11月20日 (金) 15:51 (UTC)|section=1}}
[[File:BRICS heads of state and government hold hands ahead of the 2014 G-20 summit in Brisbane, Australia (Agencia Brasil).jpg|thumb|240 px|2014年のBRICS各国首脳。左から、[[ウラジーミル・プーチン|プーチン]]、[[ナレンドラ・モディ|モディ]]、[[ジルマ・ルセフ|ルセフ]]、[[習近平|習]]及び[[ジェイコブ・ズマ|ズマ]]。]]
BRICsはかつての[[新興工業経済地域]]({{lang-en-short|NIEs}})や[[東南アジア諸国連合]]({{lang-en-short|ASEAN}})同様[[経済成長]]が目覚しく、またそれらの国々のGDPや貿易額が世界に占める割合は近年急速に高まっており、世界経済に多大な影響を与えるまでになっている。広大な[[土地]]・豊富な[[人材]]・豊富な[[資源]]を有するのに加え、ここ数年あるいは数十年で様々な改革を進めてきたことにより、結果として潜在力を実際の成長率に反映させることが可能になった。その結果、2008年5月時点で [[G6]](日独英米仏伊)の15%に過ぎない経済規模は、[[2025年]]には約半分の大きさに、2040年頃には[[先進国]]を上回り、2050年の時点ではBRICsがG6の1.5倍の規模になるとみられている(「[[#2050年のGDP予測]]」節を参照)。5カ国が注目される理由として、特に3つの点が挙げられる。
 
;規模の大きさ
:BRICsが世界に占める割合をみると、2006年の時点で国土面積で3229.2%、人口では4542.7%となっており、世界の中で圧倒的な比重を占めている<ref>{{Cite book
|1 = 和書
|title = 最新基本地図2010-世界・日本-
|date = 2009-12-05
|edition = 34版
|publisher = [[帝国書院]]
|isbn = 978-4-8071-5891-1
}}を参照し計算</ref>。
;世界経済に占める地位
:GDPの割合を[[購買力平価]]で換算すると 242014年の時点で30.2 %<ref group="†">(ただし、2007年、中国の購買力平価ベースの GDP が基準値の変更の遅れなどで、四割減少した)<ref group="†">{{cite web|url=http://www.nytimes.com/2007/12/09/opinion/09sun4.html?_r=4&n=Top/Opinion/Editorials%2520and%2520Op-Ed/Editorials&oref=slogin&oref=slogin&oref=slogin|title={{lang|en|China Shrinks}}|author={{lang|en|EDUARDO PORTER}}|date=December 9, 2007|publisher=New York Times|accessdate=2009年4月4日}}(抄訳)NYタイムズ2007年12月9日 {{lang|en|China Shrinks By EDUARDO PORTER}}「編集手帳:縮小する中国経済規模」 最近中国の経済規模が縮小したのだが、殆どの人はそれを知らない。中国経済の規模は以前に推定されていたものよりも40%小さくて6兆ドル(以前の推定は10兆ドル)である。何故そんな大幅な推定値の変化がおきたのかといえば、中国の購買力平価 (ppp) を推定することをやり直したためである。北京のレストランのヌードルが40元で、同じようなNYのレストランでは$4であるとすればヌードルのpppはドルあたり10元ということになる。多様な製品やサービスについて、同じような比較と計算を行いpppを決めることになるのだが、世界銀行は中国のpppを1980年の調査を元に計算していた。今回世界銀行が調査をやり直し、その結果はまだ発表されていないが、カーネギー平和財団のアルバート・カイデル氏がアジア開発銀行のデータを元に同様の試算を行っている。簡単に言えば、中国の物価は以前に推定されていたよりも高く、北京のレストランのヌードルは実際には50元で、pppは(10ではなく)12.5元・ドルになるという具合である。この結果、中国は以前に推定されていたよりも貧しく、経済規模は小さいということになる。この結果、世界銀行基準の貧困ライン(1日あたり1ドル以下で生活する)以下の中国人の総数は1億人から3億人に増えることになる。つまり、アメリカの総人口と同じ位の貧困ライン以下の生活者がいることになる(後略)。</ref><ref name="CIA_2014calc">[[CIA World Factbook]]を参照して計算</ref>と大きく上昇し、アメリカEU (2116.6%) <ref name="CIA_2014calc" />EUアメリカ (2015.9%)<ref name="CIA_2014calc" />を既に上回っている。
;これまでの成長実績および今後の成長見込
:ここ102003から2012年まで10年に新興工業国経済平均成長が失速したのと対照的にこの5カ国合わせた平均で年67%の成長に達し<ref>国際通貨基金(IMF)「World Economic Outlook Databases」遂げ参照しおり計算すれば、5カ国を平均した実質GDP成長率は、03年が5.8788%、04年が7.0602%、05年が7.0816%、06年が7.9394%、07年が8.7728%、08年が5.3968%、09年が1.6212%、10年が7.1854%、11年が5.5132%、12年が4.0422%である</ref>、特にインドとブラジルは今後も比較的高い成長率を達成していくものと予想されている<ref>{{Cite web
|url= http://www.imf.org/external/pubs/ft/survey/so/2015/car100915a.htm
|title=REGIONAL ECONOMIC OUTLOOK "Asia Can Take Steps to Bolster Resilience Amid Economic Slowdown"
|accessdate= 2015-12-05
|date= 2015-10-09
|Publisher=IMF
}}</ref>。
 
==BRICsの国の特徴==