「ワンダーフォーゲル」の版間の差分

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{{Otheruses||くるりの同名の楽曲|ワンダーフォーゲル (曲)}}
'''ワンダーフォーゲル'''([[ドイツ語]]:Wandervogel){{Lang-de|Wandervogel}})は、戦前期[[ドイツ]]において[[カール・フィッシャー]]らがはじめた青少年による[[野外活動]]である。また、それを元にする野外活動を率先して行おうとする[[社会運動|運動]]。[[1896年]]に[[ベルリン]]校外のスティーグリッツの[[ギムナジウム]]の学生だったカール・フィッシャー<ref>ちなみに、フィッシャーは[[第一次世界大戦]]による[[捕虜]]として、日本の収容所([[松山俘虜収容所|松山]]及び[[板東俘虜収容所|板東]])で暮らしたことがある。下記サイト参照。いずれも[[高知大学]]教授[[瀬戸武彦]]による。
*[http://homepage3.nifty.com/akagaki/(6)furyogunzou.html チンタオ・ドイツ兵俘虜研究会 俘虜群像 9. カール・フィッシャー]
*[http://homepage3.nifty.com/akagaki/5-F1.html チンタオ・ドイツ兵俘虜研究会 俘虜名簿 611 Fischer, Karl]
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== ドイツのワンダーフォーゲル ==
[[File画像:Wandervogel greif.svg|thumb|right|230px|ワンダーフォーゲル運動のシンボル「ワンダーフォーゲル・グライフ([[グリフォン]])」]]
=== はじまり ===
19世紀後半のドイツにおいての急激な近代化に対する広い意味での[[自然主義]]の高揚を背景としている。
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はじめ、フィッシャーらは男の子ばかり郊外の野原にでかけてギターを弾き、歌を歌った。そのうち、グループの緑の旗が出来たり、男の子は半ズボンに、[[ニッカーボッカーズ|ニッカーボッカー]]のようなスタイルになり、女の子も参加するようになる。
 
{{De|Wandervogel}}は直訳すれば「[[渡り鳥]]」の意味である。1901年運動のメンバーの一人、ヴォルフ・マイネンが運動の中心が歌を歌うことだったので、ワンダーフォーゲルと名づけた。鳥、つまりさえずるという意であると同時に、[[社会]]の固定された[[規範]]から[[自由]]でありたいという願いが込められている。
 
=== 運動の消滅とナチズム ===