「シベリア高気圧」の版間の差分
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高度はせいぜい地上から1000~2000[[メートル]]の[[大気境界層]]の上限程度までで、それより上空は高気圧になってはいない。ユーラシア大陸北部のほぼ全域を覆い、東は[[日本]]付近、西端は[[東ヨーロッパ]]にまで達するが、中心は[[モンゴル]]から[[バイカル湖]]付近にあることが多い。中心から[[気圧の峰]]が東に伸び、[[シベリア]]東部([[オホーツク海]]北方)に及んで、時には第2の中心を形成することがある。
主な成因は地表面が冷やされる[[放射冷却]]であるが、その発達には[[ブロッキング (気象)|ブロッキング]]と呼ばれる[[偏西風]]の循環の変動による上層の高気圧(ブロッキング高気圧)の影響も
[[西高東低]]と呼ばれる典型的な[[冬型の気圧配置]]になると、シベリア高気圧と[[アリューシャン低気圧]]によって、[[摂氏]]-30度から-50度程度(500hPa付近)の寒気が[[日本列島]]付近まで吹き出され、[[日本海側]]の地域に大[[雪]]を降らせる要因となる。ユーラシア大陸全体から見ると、シベリア高気圧の中心は東に偏り、アリューシャン低気圧と近いため、日本付近は[[気圧傾度]]が非常に大きくなって、冬の間は[[寒気]]とともに[[季節風]]が強くなる。
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