「ヨーダ」の版間の差分

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銀河共和国末期、予言にある「選ばれし者」の可能性を秘めた少年[[アナキン・スカイウォーカー]]と初めて対面したとき、ヨーダはこの少年がジェダイの訓練を開始するには歳を取りすぎているという決定を下す。ヨーダにはアナキンの曇った未来を予見できず、彼を訓練するには大きな危険が伴うと判断したのだ。しかし、[[ナブーの戦い]]におけるアナキンの活躍を知った評議会は彼の訓練に賛成し、ヨーダも他の評議員の総意に押されて以前の決定を撤回した。結果として、この判断は銀河の歴史を闇が覆い尽す暗黒の時代へと変えてしまうことになったのだ。
 
銀河の平和に生涯のほとんどを捧げたヨーダだったが、[[シス (スター・ウォーズ)|シスの暗黒卿]]、ダース・シディアス(パルパティーン元老院最高議長)の野望を阻止することは出来なかった。パルパティーンがシスであることさえ、完全に突き止めることが出来なかったのである。[[ダース・ヴェイダー]]となった[[アナキン・スカイウォーカー]]と[[クローン・トルーパー]]の反乱によってジェダイの大半が非業の死を遂げる中、[[チューバッカ]]らの助けによって難を逃れたヨーダは、銀河帝国の皇帝となったシディアスと一騎打ちを挑む。一進一退の攻防が続くが、次第に地の利をなくして、勝ち目が無いと悟ったヨーダは[[ベイル・プレスター・オーガナ]]の救援で辛くも逃げ延びるが、シディアスとヴェイダーによるジェダイ狩りから逃れるために、薄暗い未開のジャングルが広がる惑星[[スター・ウォーズ惑星一覧|ダゴバ]]の湿地帯で隠遁生活を送ることを余儀なくされた。そして、皇帝によるジェダイの抹殺を目的とした混乱の中で、ヨーダに関する資料や記録は失われてしまった。やがて帝国に反旗を翻すべき瞬間が訪れるまで、わずかに生き残ったジェダイはその時代の到来を待つことになる。またその合間に、ヨーダとオビ=ワンは肉体を失った[[クワイ=ガン・ジン]]から、新たなフォースの術を学ぶのだった。<ref>『エピソード3』のラストシーンでは、クワイ=ガン・ジンと交信しており、小説版では「君のアプレンティス(弟子)になる」という台詞がある。</ref>
 
それから約20年、ヨーダがどのようにして長く孤独な隠遁生活を送っていたのかは全く分かっていない。だが、彼の役目はまだ終わりではなかった。アナキンの才能を受け継いだ息子、[[ルーク・スカイウォーカー]]がヨーダを訪ねてきたのだ。ヨーダは生涯の最後の務めとしてルークをジェダイとして鍛えることを決意する。しかし、ルークはあまり彼の助言を聞こうとせず、それどころか危機に陥る仲間を助けようとしてヨーダの制止も聞かず、修行を中断して飛び出してしまう。彼はアナキンもルークも一人前のジェダイに育てることはできなかったのだ。そしてルークがダゴバに帰った頃にはヨーダに寿命が来ていた。病によって衰弱したヨーダは最後の弟子に事実を打ち明け、肉体を消滅させることによって静かに900年の生涯を終えたのだった。