「ひつじだよ! 全員集合!」の版間の差分

このライブでは、MCの途中で同年11月3日に秋の叙勲にて桑田が受賞した[[紫綬褒章]]を披露し、「欲しい人は5000円から」<ref>[http://news.livedoor.co/article/detail/9678686/ 桑田佳祐さん、紫綬褒章「５千円から」でおわび] 読売新聞 2015年1月15日</ref>などといったオークションを意識したジョークを織り交ぜながら、感謝の気持ちを語り、[[黒沢明とロス・プリモス]]の「[[ラブユー東京]]」をファン、メンバー、スタッフへの感謝の念を込めた歌詞に替えた「ラブユー褒章」を歌うコーナーが行われた。[[12月27日]] - [[12月28日]]、[[12月30日]]までの3日間は、褒章を木箱に入れ、手袋を着用したスタッフが桑田に渡していた。また、30日からはその前ふりで伝達式の様子を伝えようと、[[明仁|天皇陛下]]のものまねを行うようになった。この3日間は大きな問題は起こらなかったが、2014年12月31日は[[WOWOW]]で放送されたこともあり、この部分がネット上で拡散され多くの憶測や批判を呼んだ。また、年越しのカウントダウンの準備や[[第65回NHK紅白歌合戦]]への中継出演のため、時間通りに進めなければならなかったためスタッフが桑田の足を叩いて急ぐことを促したり、褒章を桑田の手違いで衣装のジーンズのポケットから取り出すことになってしまったりするなど、桑田・スタッフ共々慌しい状態になっていた<ref>[http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/01/18/0007668123.shtml?pg=3 サザン桑田　ラジオ謝罪【ほぼ全文】] デイリースポーツ, 2015年1月18日</ref>。なお「[[ラブユー東京]]」演奏後に褒章は段取り通りスタッフへ渡していた。年が明けると、これらのシーンに腹を立てた[[保守]]系[[政治]]運動団体「[[行動する保守#牢人新聞社|牢人新聞社]]」が[[アミューズ]]本社に抗議デモを起こすほどになった<ref>[ http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/355775/2/ サザン桑田に右翼抗議 ライブでの不敬パフォーマンス問題に], 東スポweb, 2015年1月14日</ref>。

2015年1月15日にアミューズは桑田との連名で前述の発言に対する謝罪文を発表し<ref>[http://www.amuse.co.jp/saslive2014/ サザンオールスターズ年越しライブ2014に関するお詫び]</ref>、桑田本人も同年1月17日に放送された自身のラジオ番組「[[桑田佳祐のやさしい夜遊び]]」の冒頭で、ファンからの『楽曲に対しての批判は勘違いはなはだしいと思いますし、オークションギャグも桑田さんがおちゃらけ・悪乗りの冗談でやっているのは承知していますが、やるべきじゃなかったと思います。客観的に見ても批判されても仕方がないかな、と思いました。ななめで見る人が出てくるのが悔しいです。それでも私はサザンを応援する気持ちは変わりません』といった内容のメール<ref name="zenbun">[http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/01/18/0007668123.shtml?pg=2 サザン桑田　ラジオ謝罪【ほぼ全文】] デイリースポーツ, 2015年1月18日</ref>を読み上げたうえで、「浅はかだった」「私一人の責任である」「こういった場所で下品な冗談を言うべきではなかった」「不愉快極まりない思いをさせた方々には、ごめんなさいとか申し訳ないという言葉じゃ済まないと思う」と自らの非を認め、褒章の扱いに関する謝罪と紅白歌合戦でのパフォーマンスに関する釈明を行った<ref> [http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/01/18/0007667996.shtml 桑田ラジオで謝罪、演出他意ないと説明] デイリースポーツ, 2015年1月18日</ref><ref name="zenbun">[http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/01/18/0007668123.shtml?pg=2 サザン桑田　ラジオ謝罪【ほぼ全文】] デイリースポーツ, 2015年1月18日</ref>。また、サザンオールスターズ応援団会報「代官山通信」第129号では、このラジオ放送を抜粋した文章が封入された。

桑田のファンを公言している[[ビートたけし]]も[[東京スポーツ]]で連載されている『たけしの世相斬り』2015年1月19日分にて「褒章を道具に使った」などの認識の間違いはあるものの褒章の扱いに関して批判的なコメントを残している。