「如意宝珠」の版間の差分

'''如意宝珠'''（にょいほうじゅ、{{lang-sa-short|चिन्तामणि }}（チンターマニ）、 {{lang-en-short|Cintāmaṇi}}）とは、[[仏教]]において様々な霊験を表すとされる宝の珠のこと。[[サンスクリット|サンスクリット語]]でチンターとは「思考」、マニは「珠」を指す言葉で、「意のままに様々な願いをかなえる宝」という意味解釈であきる。如意宝、如意珠、または単に宝珠（ほうじゅ、ほうしゅ）とも呼ばれる。

日本ではる。一般的に、下部が球形で上部が円錐形に尖った形で表されるが方、[[チベット仏教]]の宗教画など、建造物では下部が円柱形でとして伸びており、上部が円錐形山なりに湾曲して尖った細長てい形で描かれる。また<br>一つの種類として、3つの宝珠チンターマニが積み重なり（一般的には下に2個横に並び、その上に1個乗った形）一つの火炎に包まれた物ものがあり、これは三弁宝珠と呼ばれる。

チンターマニは仏や仏の教えの象徴とさ考えられ、る。[[地蔵菩薩]]や、[[虚空蔵菩薩]]、[[如意輪観音]]をはじめとする仏などの[[仏像#荘厳具|持物]]、[[三昧耶形]]とされる。チンターマニは無限の価値を持つものと信じ伝えられており、増益祈りの現世利益を祈る対象となる。

チンターマニは通常、[[仏塔]]の[[相輪]]の最上部に取り付けられ、る。そのほかのには仏堂の頂上に置かれることもがある。また、橋の欄干など寺院以外の建造物の装飾として取り付けられる[[擬宝珠]]はこれ、チンターマニを模したものとする説がある。