「未熟児網膜症」の版間の差分

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新生児医療の進歩により未熟児生存率が上昇した時代、未熟児医療施設に未熟児網膜症に対するリスク管理の知識が行き渡らず、1950年前後のアメリカでは小児失明原因のトップとなり、日本でも1970年前後には多発した。現在は経皮的酸素分圧モニターで未熟児の動脈酸素管理を行う。<ref>{{harv|『周産期医学』2015年2月号}}「我が国における未熟児網膜症の歴史」仁志田博司。pp.129-130</ref>
高濃度酸素投与以外にも、極低出生体重(1500g未満)<ref>[http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/dl/kenkou-0314c.pdf 低出生体重児保健指導マニュアル]<表1 出生児の分類>(平成24年 厚生労働省) 閲覧.2015-11-10</ref>で在胎期間が短い場合の未熟性、呼吸窮迫症候群、脳室内出血、輸血・敗血症などが発症に複雑にからむと考えられている<ref>{{harv|『周産期医学』2015年2月号}}「最近の未熟児網膜症の発生頻度」末永英世。p.153</ref>。
 
段階的にゆっくり進行するI型(厚生省分類)では自然治癒する傾向も見受けられるが、網膜に瘢痕を形成することがあり、その際牽引乳頭、黄斑牽引を示すことがある。そのため[[斜視]]や[[弱視]]、[[近視]]になる事もある。<ref>[http://www.japo-web.jp/info_ippan_page.php?id=page14 未熟児網膜症](日本小児眼科学会) 閲覧.2015-11-10</ref>
 
==分類==
活動期の分類には厚生省分類と国際分類がある。厚生省分類では発展段階を主に、比較的ゆるやかな経過の'''I型'''と、段階的な進行を経ず比較的早く進行して網膜剥離に至る'''II型'''に分類し、国際分類にはない瘢痕期分類が存在する。国際分類は病期('''Stage''' ステージ)と病変位置・範囲('''Zone''' ゾーン)の2つに分けた上でそれぞれを分類している。<ref>{{harv|『周産期医学』|2015年2月号}}「未熟児網膜症のStage別眼底所見-網膜の解剖その特徴」齋藤雄太。p.137</ref>
 
段階的に比較的ゆっくり進行するI型2期(厚生省分類)では自然治癒する傾向も見受けられるが、網膜に瘢痕を形成することがあり、そ多い際牽引乳頭、黄斑牽引を示すこで経過観察がある。ため[[斜視]]や[[弱視]]、[[近視]]段階なる事もあ進行すれば治療的介入が検討される。<ref>[http://www.japo-web.jp/info_ippan_page.php?id=page14 未熟児網膜症](日本小児眼科学会) 閲覧.2015-11-10</ref>
 
==治療==