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Sie2dss (会話 | 投稿記録)
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'''主食としての水餃子'''<br />
中国の華北の餃子は[[主食]]のひとつとして一度に沢山食べられ<ref>日本人のようにご飯と食べられることはないし、老舗餃子専門店で白飯(パイファン)は出ない。[[浅田次郎]]は『パリわずらい江戸わずらい』([[小学館]] [[2014年]]pp.229-234)でこの理由を第一に中華料理では「でんぷん+でんぷん」という食べ方がありえない、第二に日本のような白飯信仰のない中国では、あえて食事中に注文されると「量が少ない」という不満を表明しているように受けとられるという。</ref>、水餃子(水餃、{{lang|zh|shuǐjiǎo}})が主流。'''水餃子といっても、皮は厚目にし、お湯で茹で湯面に浮いてきたものをザルに上げ湯切りをして食べる日本的な表現をするならば「茹で餃子」である'''。形状も日本の餃子が長細く楕円に近いのに比べ、丸みを帯びて正円に近い。日本では水餃子とスープ餃子(湯餃、{{lang|zh|tāngjiǎo}})が同義で用いられる場合が多いが、中国では水餃と言えば茹で餃子のことを指す(中国語でお湯は「熱水」、スープは「湯」である)。餃子の中身に冷まして固体にした[[牛脂]]を入れる場合がある。これが熱でとろけて何ともジューシーであるが、皮が厚いので牛脂は漏れだしにくい。
 
'''鍋貼(焼き餃子)'''<br />
焼き餃子は「鍋貼」(グオティエ、{{lang|zh|guōtiē}})と呼ばれ、残り物の餃子を焼いて食べるものと言われることが多い<ref>(現在商品として売られているものは残り物の再利用ではない)</ref>。日本で棒餃子や鉄鍋餃子と呼ばれる、皮が薄く、長細いものが基本。水餃子とは皮の作り方から違う。水餃子と同じ丸い形状のものを焼き、鍋貼と称することもある。特に[[台湾]]では鍋貼のチェーン店が全国に多数展開され、その他に朝食を売る店や屋台でもメニューとして存在しており、水餃子が主流であることに変わりはないものの、非常に一般的である。現在、中国本土でも台湾の鍋貼チェーンが進出し展開されている。中国で焼き餃子が一般的主流ではない理由として、丸底の[[中華鍋]]が一般的になり、平底の鍋が普及しなかったからという理由も考えられる。
 
'''煎餃'''<br />