「熱電対」の版間の差分

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回路でもあり温度計でもあるのですが、構造(構成)に着目して呼ぶか、用途に着目して呼ぶかの違いでしかないかと。記述の順番は入れ替える。
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== 原理 ==
異なる2種の金属 (A, B) の線の両端を互いにつないで回路を作り、2つの接点 (T<sub>1</sub>, T<sub>2</sub>) の間に温度差を与えると、起電力(電圧V)が生じる。この現象は、1821年にドイツの物理学者[[トーマス・ゼーベック]]によって発見され、[[ゼーベック効果]]と呼ばれている<ref name="大辞典">{{Citation|和書|title=ゼーベック効果|work=物理学大辞典 第2版|publisher=丸善|date=1993}}</ref>。
[[File:Seebeck effect circuit.svg|thumb|金属A, Bからなる熱電対による、T<sub>1</sub>とT<sub>2</sub>の温度差の測定の概念図]]
 
異なる2種の金属 (A, B) の線の両端を互いにつないで回路を作り、2つの接点 (T<sub>1</sub>, T<sub>2</sub>) の間に温度差を与えると、起電力(電圧V)が生じる。この現象は、1821年にドイツの物理学者[[トーマス・ゼーベック]]によって発見され、[[ゼーベック効果]]と呼ばれている<ref name="大辞典">{{Citation|和書|title=ゼーベック効果|work=物理学大辞典 第2版|publisher=丸善|date=1993}}</ref>。
 
接点の一端(冷接点)の温度が分かっていれば、ゼーベック効果による起電力の電圧を測定し既知の起電力表と対比することで他端(熱接点)の温度がわかる<ref name="大辞典"/>。