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=== 放送表現の変遷 ===
金日成に言及する際は必ず「偉大なる」あるいは「偉大な領袖・金日成主席(大元帥)」など、最高級の敬語表現が使われる。[[金正日]]についても、[[1980年]]以降後継者としての地位が固まると、「親愛なる金正日書記」という表現が固定化、金日成没後には「偉大なる金正日総書記(大元帥)」となった(現在でも単に「主席」といえば金日成、「総書記」といえば金正日を指す)。それに対して[[金正恩]]は、最高指導者となったのちも「敬愛する金正恩元帥」と、祖父・父と明確な表現の差異がみられる。
 
また金正日死去の追悼放送では、「[[朝鮮労働党]]党員、[[朝鮮人民軍|人民軍]]将兵、人民皆に告げる」という冒頭のように、党・軍・政府という[[先軍政治]]ゆえの序列がうかがえる。[[労働新聞 (朝鮮労働党)|労働新聞]]とともに、賞賛・非難の方法・文言、個人や機関・役職の序列などに注意すると、幾分かは内情の変化がうかがえる。