「渡良瀬遊水地」の版間の差分

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なお、昭和4年修正測図「古河」より前の1925年、[[内務省 (日本)|内務省]]の公文書『渡良瀬川改修工事概要』では、「遊水地」という表記が使用されている。
 
表記が統一する前につけられた固有名詞に関しては、現在でも表記が混乱している。たとえば、渡良瀬遊水地を管轄する[[日本国政府]]の機関は、[[国土交通省]]利根川上流河川事務所渡良瀬遊水池出張所だが、実際に管理運営をしているのは渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団である。また、渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団がある建造物の名前は遊水池会館である。出張所の名前は遊水池だが、国土交通省がこの地域を示すときは渡良瀬遊水地という名称が用いられる。
 
一部のNPOなどは、渡良瀬遊水地という呼称を使うことに反対し、現在(2006年)も積極的に渡良瀬遊水池という語を用いている。これには、遊水池が設置された経緯を後世に伝えていこうとする意図がある。
 
[[ファイル:Watarase.PNG|thumb|300px|right|洪水時の3つの川の流入量]]
 
== 調節池機能 ==
遊水地内の堤の一部にはあえて低く作られた[[越流堤]]があり、増水時には調節池に向けて意図的に水を導き、渡良瀬川の下流で合流する利根川への流入水量を抑えることで、これら下流域での洪水を防ぐ仕組みになっている。