「Multipurpose Internet Mail Extensions」の版間の差分

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== 概要 ==
インターネットでメールの書式を定めている RFC 5322 (旧 RFC 822、RFC 2822)では、[[英数字]]といくつかの記号を7 ビットで表現する「US-ASCII」と呼ばれる文字コードを利用し、1行あたり1000 バイト(改行を含む)のテキストデータしか許していない。そのため、規格に不適合になるような長い行、US-ASCIIだけで表現できない文字や、[[バイナリ|バイナリデータ]]、[[画像]]、[[音声]]などの非文字データを利用することができなかった。
 
MIMEはこれらのデータを取り扱うために新しくいくつかのヘッダを定義し、かつUS-ASCII上でさまざまなデータタイプを表現するための[[符号化方式]]を規定している。
 
RFC 5322 (旧 RFC 822、RFC 2822)では1 通のメールで1つの本文しか扱うことができないが、MIMEでは本文を分割して複数のコンテンツを扱うことができるようにした。これを'''マルチパート'''と呼ぶ。MIMEヘッダには、MIMEメッセージヘッダとMIMEパートヘッダの二つがある。MIMEメッセージヘッダはメッセージ全体に適用され、MIMEパートヘッダはマルチパートメッセージの各部分に適用される。マルチパートにより、1つのメールに複数の種類のファイルを扱うことができるようになった。
 
また、[[Hypertext Transfer Protocol|HTTP]]におけるデータの伝送に関しても、MIMEの枠組みが援用されている。