「干潟星雲」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
出典追加、本文構成変更 |
Prism11 VYB05736 (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
||
27行目:
| 色 = nebula
}}
'''干潟星雲'''<ref name="astro"/> (ひがたせいうん、[[メシエ
== 特徴 ==
33行目:
いて座の[[南斗六星]]の柄の先端に当たるμ星の南西約4°に位置する。M8 の1.4°北には[[三裂星雲]] M20 もあり、共に夏に見られる代表的な散光星雲である。視直径が大きいので双眼鏡でも観察できる。空が暗い場所では肉眼でも確認できる。双眼鏡でも十分楽しめる対象である。望遠鏡では[[干渉フィルター]]を使うことにより、星雲の像はさらに明瞭になる。小口径の天体望遠鏡で見ることができる暗黒星雲の内ではもっとも印象的なものであると言われている。
星雲の所々に[[ボ
星雲の中には[[オリオン大星雲|M42オリオン大星雲]]や[[プレアデス星団|M45プレアデス星団]]と同じように[[閃光星]]が発見されている。僅かな短時間で極端に光度が上昇する。20秒の間に、10.3等から6.8等まで上昇した例がある。
星雲の西側の中心にはいて座9番という5.89等星が存在する。この星は[[スペクトル
== 観測の歴史 ==
1654年以前にイタリアの天文学者[[ジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナ]]によって観測されていたとされる<ref name="seds" />。オディエルナとは独立して、星雲の前景にある NGC 6530 が[[ジョン・フラムスティード]]によって[[1680年]]ごろ発見された。
その後、1746年に[[ジャン=フィリップ・ロワ・ド・シェゾー]]によって星団として再発見され、翌年の1747年にはフランスの[[ギヨーム・ル・ジャンティ]]によって星雲として観測された<ref name="seds" />。[[1764年]]に[[シャルル・メシエ]]が[[メシエ
「干潟」という言葉をM8と関連づけて使ったのは、[[アグネス・クラーク]]であろうと言われている。[[1890年]]の『The System of Stars』という本で、彼女は暗黒星雲の黒い筋を干潟と表現した。
82行目:
[[Category:暗黒星雲]]
[[Category:散開星団]]
[[Category:メシエ天体|
[[Category:NGC天体|6523]]
[[Category:いて座]]
|