「クロガラシ」の版間の差分

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[[果実]]が実ると、茎に密着する点で他のアブラナ属と区別できる。また[[開花期]]もアブラナ属の中でもっとも遅く、日本で栽培した場合、5月近くになる。
 
クロガラシは[[先史時代]]の遺跡からも発見されており、香辛料としての歴史はシロガラシより古く3000年前からとも言われている。[[聖書]]の喩え話に登場する「[[からし種]]」([[ードイによる福音書|マタイ]]13:31-32など)はクロガラシの種を指すという説もある{{sfn|サンティッチ,ブライアント |2010|p=279}}。
 
現在[[マスタード]]の原料としてはほとんど利用されていない(粒マスタードに用いられるのは本種ではなく、[[セイヨウカラシナ]]の一種であるブラウンマスタードである)。草丈が高く種子が落ちやすいため機械収穫に向かないことも工業化できない一因となっている。風味はシロガラシよりも鼻に抜けるような辛み感が強く、[[ピクルス]]液やインド料理では[[:w:Mustard Oil|マスタードオイル]]や[[ギー]]の風味付けとして用いられている。