「国鉄31系電車」の版間の差分
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=== 交流試験車への改造 ===
1959年5月に、支線区での[[交流電化]](50Hz/20kV)の実用化のための試験車として、モハ11形2両(11250, 11255)が日本初の交流用電車に改造された。簡易式の交流専用電車であるため、駆動方式は現在の[[気動車]]の駆動方式である液体式であり、ディーゼルエンジンを単相[[交流電動機]]<ref>この電動機は固定子側で発生する回転磁界による同期速度で回転子が回転する同期電動機であり、電動機が停止している時に交流電源を入れても始動しないため、起動電動機により電動機の回転子を同期速度まで加速させてから駆動させる方式としている</ref>に置き換えた以外はほぼ同じで
11250は、車体は大井工場、電装品は[[日立製作所]]で製作しており、駆動方式は、交流電源を主変圧器で400Vに降圧した後に出力130kWの
11255は、車体は[[近畿車輛]]、電装品は[[三菱電機]]製で、駆動方式は、交流電源を主変圧器で400Vに降圧した後に出力134kWの
両車とも、作並機関区に配置され、試験的に交流電化された[[仙山線]]で各種試験に供され営業運転も行われたが、いずれも長大編成による運転に適さず、保守上も難点が多かったことから、試験開始直後から研究自体は放棄されたも同然の状態になっていた。
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