「スウェーデンの国旗」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
33行目:
 
== 歴史 ==
[[File:Sweden-Flag-1562.svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[1600年代]]中ごろまで使用された初期の軍艦旗]]
[[File:Flag of the Kalmar Union.svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[カルマル同盟]]の旗]]
[[File:Sweden-1761-army-fleet.svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[1761年]]から[[1813年]]まで使用された青一色の海上旗]]
[[File:Swedish and Norwegian merchant flag 1818-1844.svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[スウェーデン=ノルウェー]]の商船旗([[1818年]]-[[1844年]])。カントンの部分に[[ノルウェー]]を象徴する赤地に[[サルタイアー (紋章学)|サルタイアー]]が配置されている]]
[[File:Svensk flagg 1815.svg|thumb|{{FIAV|historical}}1815年のスウェーデンの旗]]
[[File:Swedish_and_Norwegian_naval_ensign_(1815–1844).svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[スウェーデン=ノルウェー]]の軍艦旗([[1815年]]-[[1844年]])。カントンの部分に[[ノルウェー]]を象徴する赤地に[[サルタイアー (紋章学)|サルタイアー]]が配置されている]]
[[File:Union Jack of Sweden and Norway (1844-1905).svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[1844年]]から[[1905年]]までの[[スウェーデン=ノルウェー]]の連合王国の記章。縦横比5:4、連合王国の海軍の国籍旗や外交上の旗としても使用]]
[[File:Naval Ensign of Sweden (1844-1905).svg|thumb|{{FIAV|historical}}スウェーデンの軍艦旗(1844年-1905年)]]
[[File:Swedish norwegian union flag.svg|thumb|{{FIAV|historical}}スウェーデン商船旗(1844年-1905年)]]
[[File:Flaggsirkulære 1899.jpg|thumb|1899年におけるスウェーデン=ノルウェーの旗。右下の商船旗においては、連合王国の記章が外されていることがわかる。その一方で、ノルウェー軍艦旗では連合王国の記章は使用継続された。これは、国外にある大使館が、商船旗の変更を告知するために作成した]]
[[File:Sweden-Royal-flag-grand-coa.svg|thumb|スウェーデン国王旗]]
[[File:Sweden-Royal-flag-lesser-coa.svg|thumb|スウェーデン王室旗]]
 
=== 神話の時代 ===
神話によれば、[[12世紀]]の[[スウェーデン君主一覧|スウェーデン王]]・[[エリク9世 (スウェーデン王)|エリク9世]]が、{{仮リンク|第一次スウェーデン十字軍|en|First Swedish Crusade}}において、[[1157年]]に訪れた[[スウェーデン=フィンランド|フィンランド]]の地で、青空に金十字を見たという故事に由来するとされる。この金十字は神からのメッセージであるとして、エリク9世は自身の旗印として、青地に金十字を施したものを使用するようになった。ただし、金十字は後年に実用性などの面から黄色の十字に変更されている。この神話に関する問題としては、この神話に関する部分について、現在まで残る十字軍の記録には記載がないこと、また[[16世紀]]中頃になるまで、このデザインの旗について書かれた絵や記録が残っていないことが挙げられる。
52 ⟶ 40行目:
 
これらの他に、歴史家の中には、[[1420年]]以前のスウェーデンの旗は青地に白十字を用いたものであったと述べる者もいる。その説によれば、[[1521年]]に[[クリスチャン2世 (デンマーク王)|クリスチャン2世]]を廃し、スウェーデン王となった[[グスタフ1世 (スウェーデン王)|グスタフ1世]]の統治時代の初期に白十字が金十字に置き換えられたと述べられている<ref>{{cite web|url=http://www.riksdagen.se/webbnav/index.aspx?nid=3911&bet=1994:657 |title=Svensk författningssamling (SFS) - Riksdagen |publisher=Riksdagen.se |date= |accessdate=2010-04-12}}</ref>。
== 歴史的な旗 ==
 
<gallery>
[[File:Sweden-Flag-1562.svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[1600年代]]中ごろまで使用された初期の軍艦旗]]
[[File:Flag of the Kalmar Union.svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[カルマル同盟]]の旗]]
[[File:Sweden-1761-army-fleet.svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[1761年]]から[[1813年]]まで使用された青一色の海上旗]]
[[File:Swedish and Norwegian merchant flag 1818-1844.svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[スウェーデン=ノルウェー]]の商船旗([[1818年]]-[[1844年]])カントンの部分に[[ノルウェー]]を象徴する赤地に[[サルタイアー (紋章学)|サルタイアー]]が配置されている]]
[[File:Svensk flagg 1815.svg|thumb|{{FIAV|historical}}1815年のスウェーデンの旗]]
[[File:Swedish_and_Norwegian_naval_ensign_(1815–1844).svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[スウェーデン=ノルウェー]]の軍艦旗([[1815年]]-[[1844年]])カントンの部分に[[ノルウェー]]を象徴する赤地に[[サルタイアー (紋章学)|サルタイアー]]が配置されている]]
[[File:Union Jack of Sweden and Norway (1844-1905).svg|thumb|{{FIAV|historical}}[[1844年]]から[[1905年]]までの[[スウェーデン=ノルウェー]]の連合王国の記章縦横比5:4、連合王国の海軍の国籍旗や外交上の旗としても使用]]
[[File:Naval Ensign of Sweden (1844-1905).svg|thumb|{{FIAV|historical}}スウェーデンの軍艦旗(1844年-1905年)]]
[[File:Swedish norwegian union flag.svg|thumb|{{FIAV|historical}}スウェーデン商船旗(1844年-1905年)]]
</gallery>
=== 初期の国旗 ===
==== 二ツ尾の旗 ====
100 ⟶ 99行目:
 
現国王の[[カール16世グスタフ (スウェーデン王)|カール16世グスタフ]]は[[1973年]]から国王となっているが、通常の三ツ尾燕尾型の旗が王宮で掲げられたことが現在までに一度だけあった。これは、[[1988年]][[7月2日]]から[[7月3日]]にかけてであり、国王は[[ドイツ]]の[[ヴッパータール]]を私用で訪れていた。このとき、国王の叔父で王位継承権を持ち、公務を代行することができるただ一人の人物[[ベルティル (ハッランド公)|ハッランド公ベルティル]]は、[[フランス]]の{{仮リンク|サント=マキシム|en|Sainte-Maxime}}を訪れていた。このため、政府は議会の議長・{{仮リンク|インゲムンド・ベントソン|en|Ingemund Bengtsson}}に2日間、臨時摂政を務めるように命令した。
<gallery>
 
[[File:Sweden-Royal-flag-grand-coa.svg|thumb|スウェーデン国王旗]]
[[File:Sweden-Royal-flag-lesser-coa.svg|thumb|スウェーデン王室旗]]
</gallery>
==== 国旗の個人的な使用 ====
かつて、国旗を個人的な団体での使用禁止に関して、いくつかの有名な例外があった。これらすべては、[[1906年]][[6月22日]]の新国旗の規定の制定の際に、すべて廃止された。