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'''シチュエーション・コメディ'''({{En|'''situation comedy'''}})は[[コメディ]]の[[ジャンル]]のひとつ。登場人物の置かれる状況によって観客や視聴者を笑わせるコメディ
 
登場人物の置かれる状況によって観客や視聴者を笑わせるコメディ。'''シットコム'''('''{{enlink|sitcom''')}}の語源でもあるが、通常、「シットコム」と使う場合は、「シチュエーションコメディ」の中の特定の傾向を持つ作品を指すことが多い(後述)。
 
'''シチュエーション・コメディ'''('''situation comedy''')は[[コメディ]]の[[ジャンル]]のひとつ。
 
登場人物の置かれる状況によって観客や視聴者を笑わせるコメディ。'''シットコム'''('''sitcom''')の語源でもあるが、通常、「シットコム」と使う場合は、「シチュエーションコメディ」の中の特定の傾向を持つ作品を指すことが多い(後述)。
 
==シットコムの特徴==
一般的に、「'''シットコム'''」(sitcom)という言い方をする場合、狭義においては、概ね、以下の要素を持つ、ラジオ、もしくはテレビ番組を指す。
* 連続ものだが1話完結ものが多く、回をまたがる物語のつながりや進展は希薄である。でも、1977年から始まった「[[:{{仮リンク|ソープ (テレビドラマ)|en:|Soap]] (TV series)|label=ソープ}}」という昼ドラパロディ以来、アメリカでストーリーが繋がる番組が少しずつ出てきている。その例として「[[デスパレートな妻たち]]」や「[[:en:Orangeオレンジ・イズ・ニュー・ブラック is the New Black塀の中の彼女たち]]」などがあげられる。
* 主要な登場人物はほぼ一定。メンバーがたまに変化したり、ゲストが登場したりすることはある。
* 主要な舞台が固定されている。
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このスタイルのコメディは、[[イギリス]]において[[ラジオドラマ]]の一ジャンルとして普及していたが、現在では[[テレビドラマ]]として盛んに作られている。世界各国で作られているが、特にアメリカでの制作が盛んである。
 
現在、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]のテレビドラマの一大ジャンルとなっている。アメリカのテレビ局ではコメディ番組を集中編成することが主流となっており、たとえば[[1990年代]]から[[2000年代]]にかけてアメリカのテレビ局[[NBC]]は、キャッチコピー「'''観るべし'''{{enlink|Must See TV}}(“観るべし”程度の意)のもと、視聴者が一番多い木曜日の夜にシットコム4作品を編成していた。アメリカでは9月から翌年5月までの期間(スポーツ番組が落ち着く期間)に新作を放送する慣例があり、人気作品は1年間に20数本制作される。
 
この編成で「[[シーズン (テレビ)|シーズン]]」と呼び、視聴率を中心に考慮し、以降のシーズンが制作されるか決定される。そのため、「最終回」を定められた作品は少ない。
 
実際のスタジオに観客を入れ、観客の笑い声や拍手を収録し、編集する(画面が切り替わるとオチが映る演出では観客には理解不能なため挿入される場合もある)「[[録音笑い|ラフトラック]]」という音響効果技法が多く採用されている。そのため反対側の壁は存在しないため映ることがない。