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=== 黒ボク土との違い ===
火山灰などや風成二次堆積物が堆積した場所が湿潤環境だと、その上に植物が生い茂り、腐植土層がたまって黒色となり、これは[[黒ボク土]]と呼ばれる<ref>[http://www.fuyo-geo.co.jp/geo_info/detail_12.html 黒ボクとローム] 芙蓉地質</ref>。一万年くらい前から最近の時代([[沖積世]])は気候が湿潤であるため、火山灰がロームにならずに黒ボク土になっている。特に台地ではロームが積もっても川に流されることが無かったため、関東地方の台地の地層は、何メートルも積もったローム層の最上段に黒ボクが堆積しているものが典型的である。[[武蔵野台地]]は特に典型的な関東の地層を示す。
 
ロームと黒ボク土は、ともに火山灰からなる土壌であるが、酸化した鉄分を含むために赤いロームに対し、黒ボク土は有機物を含んでおり、黒い色をしているのが大きな違いである<ref>[https://www.kahaku.go.jp/special/past/bisyoso/ipix/soil/2/2_6.html 土壌の世界] 国立科学博物館</ref>。そのため、「赤土」と呼ばれるロームに対し、黒ボク土は「黒土」と呼ばれる。また、黒ボク土はロームよりもできた時代が新しいため、土の粒子が粘土化しておらず、土がボクボクした感触となっている。
 
== 脚注 ==