「被写界深度」の版間の差分

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Ana Amex (会話 | 投稿記録)
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しかしながら、絞り値をあまり大きくすることにも問題がある。ある程度以上絞り込んだ場合、絞りによる[[光]]の[[回折]]現象によっていわゆる'''[[小絞りボケ]]'''と呼ばれる現象が発生する。許容錯乱円の大きさが小さい、小サイズフォーマットほどこの傾向は顕著となり、デジタルカメラなどで問題とされるケースがある。
 
また、被写界深度はフィルムフォーマットの影響も受ける。同じ[[画角]]で撮影しようとしたとき、焦点距離はフィルムや撮像素子のサイズに比例し、許容錯乱円の直径もまた大雑把にはフィルムのサイズに比例する。前者はフィルムのサイズが小さいほど被写界深度が深くなる影響を及ぼし、後者は逆にフィルムのサイズが小さいほど被写界深度が浅くなる影響を及ぼす。前者の影響は後者の影響よりも大きいため、同じ画角・距離・絞り値で撮影したときの被写界深度はフィルムサイズが小さいほど深くなることになる(詳しくは下記外部リンク参照)。デジタルカメラは、既存の35ミリフィルムでの画面サイズよりも小さな撮像素子を使っていることが多い([[35mmフルサイズ|フルサイズ]]機を除く)ので、被写界深度が深くなり、ボケを生かした撮影などには不向きであるといわれているが、一方パンフォーカスの撮影や奥行きのある被写体のマクロ撮影<ref>には向いている(近接撮影では被写界深度が浅くなりやすい。</ref>には向いている
 
== 被写界深度を生かした写真表現 ==