「NHKスペシャル シリーズ 「JAPANデビュー」」の版間の差分

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1938年(昭和13年)に出版された『東洋歴史大辞典<ref>[[下中弥三郎|下中彌三郎]]編『東洋歴史大辞典』 平凡社、1938年(1986年に臨川書店から再版)。</ref>』によれば、当該台湾の戦いのことを「台湾の役」(1874年の[[台湾出兵]]も台湾の役と表現しており2度目)と表記している。同書によれば[[台湾民主国]]は20日間で瓦解し宣戦布告もなく[[日清戦争]]の一環として行われたとしている。また日本の公文書では明治廿七八年役の延長という扱いである。なお日本で一般的な呼称は当時の公文書の表記および台湾平定宣言による'''[[台湾平定]]'''もしくは'''台湾征討'''である。
 
NHK経営委員会の第1095回会議では「日台戦争」について、日本と台湾の戦争という「歴史的事実」がないのなら、あったように内容を放送することは放送法に違反するのではないか、との問いが[[小林英明]]委員から出された。応じた日向英実理事(放送総局長)は「歴史的な事実」は年代ごとに様変わりするとして、[[支那事変|日華事変]]が今日では[[日中戦争]]と呼ばれていることを例に挙げた。さらに小林委員が「学会で多数説でなく、少数説や異説なら、そう説明するのが正しい放送」だと意見を述べたが、これに日向理事が、一説とは考えていないと答えた<ref name="産経626"/><ref name="NHK経営委員会1095回">{{Cite web|date=2009-06-12|url=http://www.nhk.or.jp/keiei-iinkai/giji/g1095.html|title=NHK経営委員会|過去の議事録|第1095回|publisher=NHK|accessdate=2009年9月3日}}</ref><ref group="注記">一般に学会は専門用語を制定する機関ではない。</ref>。
 
[[日本李登輝友の会]]の抗議声明に対する平成21年4月14日付NHKエグゼクティブ・プロデューサー河野伸洋の名による回答では「日本の専門家が1990年代に名付け」たと説明<ref name="友の会"/>。後日、プロジェクトJAPANの公式サイトに記されたNHKの説明では、用語は「1995年、『日清戦争百年国際シンポジウム』から使われていました」とし、使用されている文献3点を示した<ref name="NHK説明1"/><ref>檜山幸夫 「日台戦争」『日清戦争 秘蔵写真が明かす真実』講談社、1997年、243-258頁。他、119・291-293頁。</ref>。また台湾平定に際して戦闘は苛烈で日本軍の死者が5000人に上った<ref name="下中" group="注記" />ことに着目している。