「ワンボックスカー」の版間の差分

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[[商用車]]から派生した乗用モデルの販売促進のため、貨物車臭を払拭し、[[ファミリーカー]]の新ジャンルとしてのイメージアップを図るべく、[[自動車産業|自動車メーカー]]自身がワンボックスカーという呼称を用い一般化したため、乗用モデルだけではなく、キャブオーバー'''スタイル'''の[[ライトバン]]までもがそう呼ばれるようになった。
 
市場性が認められると、乗用車では商品性を増す改良が一段と加速した。外装にはメタリックカラーが用いられ、さらにオプションで用意された派手な[[デカール]]を設定かも高額)で飾り立て、ハイルーフ化に続き、アッパーグレードでは意匠を凝らした[[サンルーフ]]が追加されるなど、走り出せば商用車そのままであっても、見た目だけは内外装を高級の厚化粧をまとった姿へと進化して行つつあった。内装にも高級に見える従来よりも複雑で豪華なトリムを使用し、回転対座シートなどの[[ギミック]]とも言える装備で競い合うなど、一種[[バニング|独特な価値観]]で一時代を築いた。
 
[[バブル景気|バブル期]]以降、ハンドリング操縦性能や走行性能に磨きをかけ、[[V型6気筒]]エンジンや[[インタークーラー|インタークーラー付]][[ディーゼルエンジン|ディーゼル]][[ターボチャージャー|ターボエンジン]]や当時最新の電子デバイスを投入したモデルも登場し、高速巡航を専らとした走行性能においては一定の評価ているが、やはり商用車としての出自から、おのずと限界はつつある。
 
===安全性への対応とミニバン===