「義理チョコ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
9行目:
そもそも日本において、バレンタインに想いを寄せる男性に対して、女性がチョコレートを贈るという独特のイベントが開催されるようになったのは[[モロゾフ|神戸モロゾフ製菓]]が、チョコレート販売促進の一環として[[1936年]]([[昭和]]11年)に英字新聞『''The Japan Advertiser''』に広告を出したのがきっかけとされる<ref name="yamadahp">[http://camp.ff.tku.ac.jp/YAMADA-KEN/Y-KEN/fulltext/07V1.html 山田晴通-「バレンタイン・チョコレート」はどこからきたのか]</ref>。その後[[不二家]]や[[森永製菓]]などが「バレンタインデー=女性が男性にチョコレートを贈る日」というイメージ戦略を行った結果、[[1950年代]]よりバレンタインに意中の男性にチョコレートを贈るという行為が広がりを見せ、同時に[[OL]]が職場の男性にチョコを贈る「義理チョコ」という風習が登場するようになり、[[日本の文化]]として根付いた<ref name="yamadahp"/>。
 
一方で[[2013年]](平成25年)のバレンタインシーズンには、[[有楽製菓]]が同社の「[[ブラックサンダー]]」について「一目で義理とわかるチョコ」のキャッチコピーでキャンペーンを展開するなど<ref>[http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2013/02/08blackthunder/ 一目で義理とわかる「ブラックサンダー」 無料配布が大人気] - MSN産経ニュース・2013年2月8日</ref>、義理チョコをメインターゲットとした宣伝を行う企業も現れている。
しかし、年間で最もチョコレートを食べる日<ref>[http://www.lotte.co.jp/products/category/choco/b2.html ロッテ-チョコレート歴史館]</ref>にまで成長したが、一方でこの製菓会社の仕掛けた文化に辟易し、義理チョコを中止するよう抗議する集団なども登場している<ref>{{Cite news
 
しかし、年間で最もチョコレートを食べる日<ref>[http://www.lotte.co.jp/products/category/choco/b2.html ロッテ-チョコレート歴史館]</ref>にまで成長したが、一方でこの製菓会社の仕掛けた文化に辟易し、義理チョコを中止するよう抗議する集団なども登場している<ref name="J-CAST">{{Cite news
| url = http://www.j-cast.com/2007/02/13005496.html?p=all
| title = 悪しき習慣「義理チョコ」「バレンタイン」もうやめろ
| newspaper = [[J-CAST]]
| date = 2007-02-13
| accessdate = 20132016-0902-0105
}}</ref>。
 
=== 義理チョコ自粛の動き ===
世界最大の恋愛・結婚マッチングサイト「[[Match.com|マッチ・ドットコム ジャパン株式会社]]」は、[[2009年]]([[平成]]21年)[[2月5日]]の[[プレスリリース]]にて「[[2月14日]]に[[愛]]のない[[チョコレート]]を形式的に[[贈り物|贈答]]する『義理チョコ』社内配布禁止令」を発表した<ref>{{PDFlink|[http://cp.intl.match.com/jpn/cnt/pr/images/090205.pdf 社内での義理チョコ配布禁止令 〜愛のない『義理チョコ』はダメ!!〜]}} match.com [[2009年]]([[平成]]21年)[[2月5日]] [[プレスリリース]]</ref>。その理由として、以下の理由を挙げている。
贈答が過熱する義理チョコ交換に対して、自粛や禁止する企業もある。
* インターネットマッチングによって愛をつくりだすサービスを提供する会社である。
* [[共栄火災海上保険]]では、[[1992年]]([[平成]]4年)から、会社内での「義理チョコ」交換自粛を促し、社内で「バレンタイン あげたつもり もらったつもりチャリティ募金」を開始した。義理チョコの交換は強制ではないが、女性社員には『[[バレンタインデー|バレンタインチョコ]]』をあげる代わりに、男性社員には『[[ホワイトデー]]』にお返しをあげる代わりに、1口500円の[[寄付金]]を募り、社内で集まった募金をNGO団体を通して、西アフリカの[[子供]]たちに寄付している<ref name="J-CAST"/>。
* 義理チョコや[[ホワイトデー]]のお返しを配る暇があったら、仕事に集中。
* 世界最大の恋愛・結婚マッチングサイト「[[Match.com|マッチ・ドットコム ジャパン株式会社]]」は、[[2009年]]([[平成]]21年)[[2月5日]]の[[プレスリリース]]にて「[[2月14日]]に[[愛]]のない[[チョコレート]]を形式的に[[贈り物|贈答]]する『義理チョコ』社内配布禁止令」を発表した<ref>{{PDFlink|[http://cp.intl.match.com/jpn/cnt/pr/images/090205.pdf 社内での義理チョコ配布禁止令 〜愛のない『義理チョコ』はダメ!!〜]}} match.com [[2009年]]([[平成]]21年)[[2月5日]] [[プレスリリース]]</ref>。その理由として、以下の理由を挙げている。
* 義理チョコ選びや配布に費やされる時間は、[[生産性]]の低下につながる。
** インターネットマッチングによって愛をつくりだすサービスを提供する会社である。
* [[愛]]のある[[本命チョコ|「本命」チョコレート]]を推進する。
** 義理チョコや[[ホワイトデー]]のお返しを配る暇があったら、仕事に集中。
 
** 義理チョコ選びや配布に費やされる時間は、[[生産性]]の低下につながる。
一方で[[2013年]]のバレンタインシーズンには、[[有楽製菓]]が同社の「[[ブラックサンダー]]」について「一目で義理とわかるチョコ」のキャッチコピーでキャンペーンを展開するなど<ref>[http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2013/02/08blackthunder/ 一目で義理とわかる「ブラックサンダー」 無料配布が大人気] - MSN産経ニュース・2013年2月8日</ref>、義理チョコをメインターゲットとした宣伝を行う企業も現れている。
** [[愛]]のある[[本命チョコ|「本命」チョコレート]]を推進する。
 
== 参考文献 ==