「アイスランド・クローナ」の版間の差分

| inflation_source_date = ''[https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/fields/2092.html The World Factbook]''<!--2011年1月19日 (UTC)-->, 2010

[[Fileファイル:EUR against ISK 2000-2009.png|thumb|2000年～2010年半ばの対ユーロレート]]

コインには海の生物が描かれており、漁業が経済を支えてきた国ならではの硬貨と言える。10オイラルは[[イカ]]、50オイラルは[[エビ]]、1ISKは[[タラ|鱈]]、5ISKは[[イルカ]]、10ISKは[[カラフトシシャモ|カペリン]]（＝[[シシャモ]]）、50ISKは[[カニ|蟹]]、100ISKは[[ランプフィッシュ]]となっている<ref>{{Cite book |和書 |author=[[島村秀英紀]]著『 |title=地震と火山の島国　 - 極北アイスランドで考えたこと』 |publisher=[[岩波書店]] |series=[[岩波ジュニア新書、]] 369 |date=2001年、ISBN-03 |pages=116-117 |isbn=978-4-00-500369-9）116-117頁3 }}</ref>。また、1ISK以外の硬貨の裏には[[ドラゴン]]、肉食[[鳥類|鳥]]、[[ウシ|雄牛]]、[[山の巨人#現代の山の巨人|巨人]]の4体の生き物が描かれている。これらは、アイスランドの「守護神「[[ランドヴェーッティル]]」である。13世紀にアイスランドで書かれた『[[ヘイムスクリングラ]]』にある、昔[[デンマーク]]国王[[ハーラル1世 (デンマーク王)|ハラルド・ゴルムスソン]]がアイスランドを征服するためにを図って[[魔術師法使い]]をアイスランドに派遣したところ、アイスランドの各方角にこの4体が存在していて征服をあきらめざるを得なかった、という伝承<ref>{{Cite book |和書 |author=[[スノッリ・ストゥルルソン]]『 |others=[[谷口幸男]]訳 |title=ヘイムスクリングラ - 北欧王朝史 -（二）』（[[谷口幸男]]訳、|volume=2 |publisher=プレスポート・北欧文化通信社、2009年、ISBN 978|series=1000点世界文学大系 北欧篇3-42 |date=2009-938409-04-3）62-63頁（第03 |chapter=三十三章 ハラルド・ゴルムスソン）。なお、異なるコードの　ISBN |pages=62-63 |isbn=978-49053920404-938409-04-3 も同一の本である}}</ref>に基づいている。東（[[ヴォプナフィヨルズル]]）をドラゴン、北を鳥、西を雄牛、南を巨人が守護するとされている。なお、1ISK硬貨の裏側には巨人しか描かれていない。詳細は、[[アイスランドの国章]]を参考にされたい{{要出典|date=2016年2月6日 (土) 11:07 (UTC)}}。

2008年秋には[[サブプライムローン]]問題から発生した金融危機による、[[財政破綻]]や対外[[債務不履行]]への懸念から価値が急落している。2007年時点では1ドル約60クローナであったものが金融危機後には通貨暴落で125クローナとなり、為替市場でのその大幅なクローナ安のために輸出ドライブがかかり経常収支が大幅に改善、アイスランドの輸出額はGDPの59％にまで達し<ref>[{{Cite news |url=http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304203604577396171007652042.html |title=In European crisis, Iceland emerges as an iland of recovery] |newspaper=Wall Streat Journal |language=英語 |date=2012年5月-05-21日 |accessdate=2013-01-11 }}</ref> 、2011年度には３％3％を超える経済成長を記録するなど順調に景気が回復している。この通貨安は観光業に恩恵をもたらし、2011年度には約56万人の観光客がアイスランドを訪れその地で買い物をした。これは2010年度に比して16％の上昇である。

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