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{{Otheruses|去勢された男性歌手|同名の映画|カストラート (映画)}}
'''カストラート'''({{langLang-it-short|castrato}})は、近代以前の[[ヨーロッパ]]に普及した[[去勢]]された[[男性]][[歌手]](同じ語源の[[英語]]の動詞 castrate は「去勢する」という意味である)。
 
{{Sound|Alessandro Moreschi.ogg|カストラートの歌声|史上最後のカストラート、[[アレッサンドロ・モレスキ]]、1904年4月11日。エウジェニオ・テルツィアーニ作曲『生贄と祈りを』}}
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また、廃止、消滅に至った経緯を考えれば、今後もまず現れる可能性はほとんどない。もしも、現代にカストラートに相当する存在が現れるとすれば、幼少時に事故や病気などで睾丸を喪失してしまった少年が歌手となった場合などが想定できるが、常識的に考えればほとんど有り得ないレベルの低確率といえる。
 
== ボーイ・ソプラノ等の違い ==
* [[ボーイソプラノ|ボーイ・ソプラノ]]は、変声期前の男声(現在は、変声期前の女声で構成されることも多い)で、これらの中では最も一般的に知られている。
* [[カウンターテナー]]は、変声期後の男性が[[裏声]](ファルセット)で女声の[[アルト]]から[[メゾソプラノ]]に匹敵する音域を歌う形式。
 
* [[ソプラニスタ]](ソプラニスト)は、[[カウンターテナー]]の一種で、特に高い、女声の[[ソプラノ]]に匹敵する音域で歌う歌手のこと。通常はファルセットを使用するが、稀なケースでは成人男性が地声で歌う場合もある。そのような歌手としては、内分泌器官の関係で声変わりしなかった[[:en:Radu Marian|Radu Marian]]や[[:en:Jorge Cano|Jorge Cano]]、また内分泌以外の原因で声帯が変化しなかった[[:en:Michael Maniaci|Michael Maniaci]]などがいる。日本では[[岡本知高]]が有名。最もカストラートの声質に近いともいわれているが、先天的な要素にも大きく左右される。
[[カウンターテナー]]は、変声期後の男性が[[裏声]](ファルセット)で女声の[[アルト]]から[[メゾソプラノ]]に匹敵する音域を歌う形式。
 
[[ソプラニスタ]](ソプラニスト)は、[[カウンターテナー]]の一種で、特に高い、女声の[[ソプラノ]]に匹敵する音域で歌う歌手のこと。通常はファルセットを使用するが、稀なケースでは成人男性が地声で歌う場合もある。そのような歌手としては、内分泌器官の関係で声変わりしなかった[[:en:Radu Marian|Radu Marian]]や[[:en:Jorge Cano|Jorge Cano]]、また内分泌以外の原因で声帯が変化しなかった[[:en:Michael Maniaci|Michael Maniaci]]などがいる。日本では[[岡本知高]]が有名。最もカストラートの声質に近いともいわれているが、先天的な要素にも大きく左右される。
 
== 関連作品 ==
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{{DEFAULTSORT:かすとらと}}
[[Category:カストラート|*]]
[[Category:声楽]]
[[Category:クラシック音楽史]]
[[Category:カトリック]]
[[Category:去勢]]
[[Category:声楽男性職]]
[[Category:イタリア語の語句]]