「動詞的名詞」の版間の差分

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== その他の言語における動詞的名詞の使用例 ==
[[島嶼ケルト語]]においては,動詞的名詞は[[進行形]]の構文に用いられる:
: [[アイルランド語]]:''Tá an fear ag '''marú''' an éisc.''
: [[ウェールズ語]]:''Mae'r dyn yn '''lladd''' y pysgod.''
文字どおりには「その男は魚の殺しにる ''the man is at/in (the) killing of the fish''」,すなわち「その男は魚を殺している」となる.動詞的名詞の「目的語」は実際には属格に置かれることに注意せよ (アイルランド語では位置と形態,ウェールズ語では位置のみによって示されている).
 
[[ギリシア語]]の動詞的名詞は,接尾辞 {{lang|el|-σιμο}} (-''simo'') または {{lang|el|-σμα}} (-''sma'') を第 1 活用動詞,{{lang|el|-αμα}} (-''ama'') または {{lang|el|-ημα}} (-''ima'') を第 2 活用動詞の語幹につけることで作られる.すべての動詞が動詞的名詞をもつわけではない.例:
* {{lang|el|γράφω / γράψιμο}} (''gráfo'' / ''grápsimo'')
* {{lang|el|διαβάζω / διάβασμα}} (''diavázo'' / ''diávasma'')
* {{lang|el|πετώ / πέταμα}} (''petó'' / ''pétama'')
* {{lang|el|τηλεφωνώ / τηλεφώνημα}} (''tilefonó'' / ''tilefónima'')
[[マケドニア語]]の動詞的名詞 ({{lang|mk|глаголска именка}}, ''glagolska imenka'') は,動詞形に接尾辞 {{lang|mk|-ње}} (-''nje'') をつけることで作られる.例:игра:{{lang|mk|игра}} (''igra'', 彼は遊ぶ<ref>マケドニア語には不定詞がなく,辞書でも 3 人称単数形を見出し語に用いる.</ref>) — {{lang|mk|играње}} (''igranje'', 遊び).これらの形は動詞から派生する.同様の形は[[ロシア語]],[[チェコ語]],[[ポーランド語]]といったほかの[[スラヴ語]]にも存在する.
 
== 脚注 ==