「プログレス-M」の版間の差分

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=== プログレス-MS ===
プログレス-MSはプログレス-Mの後継機で、2015年12月21日に打ち上げられた<ref>http://sputniknews.com/russia/20151114/1030108241/roscosmos-progress-spacecraft.html</ref>。以下のような改良が施されている<ref name=tsenkinews-20150810>{{cite web |url=http://www.tsenki.com/en/news/news_tsenki/?ELEMENT_ID=128142 |title=Upgraded Progress Transport Cargo Spacecraft Getting Ready for Launch |publisher=Yuzhny Space Center |date=2015-08-10 |accessdate=2015-08-13}}</ref><ref>{{cite web|url=http://sorae.jp/030201/5651.html|title=ロシアの新型補給船「プログレスMS」、11月の打ち上げに向け準備開始|author=鳥嶋真也|date=2015-8-16|accessdate=2016-2-13}}</ref>。
 
* 衛星放出用の外部区画が新たに追加された。放出区画には4つのコンテナが備えられている。
* ISSとのドッキング機構および気密機構にバックアップのモーターが追加され、冗長性が向上した。
* 貨物区画に保護パネルが追加され、[[スペースデブリ]]や[[流星塵|宇宙塵]]に対する防御が改善された。
* ロシアの[[通信衛星|中継衛星]]{{仮リンク|ルチ (人工衛星)|en|Luch (satellite)|label=ルチ}}を経由して、地上局の見通し範囲内になくても制御やテレメトリが行えるようになった。
* [[GNSS]]を用いた自律航法により宇宙機がリアルタイムで軌道要素を決定できるようになり、地上局での軌道要素決定が不要になった。
* ISSとの直接無線データ通信によりリアルタイム相対航法が可能になった。
* ドッキング操作用のTVカメラの性能を向上するため新型のディジタル無線システムが搭載された。
* [[ウクライナ|ウクライナ製]]のChezara Kvant-V 無線システムとアンテナ/フィーダーシステムが ロシア製の'''Unified Command Telemetry System (UCTS)''' に換装された。
* ドッキングシステムがウクライナ製の[[クルス (ドッキングシステム)|クルス A]] からディジタル化されたロシア製の[[クルス (ドッキングシステム)#クルス NA|クルス NA]] に更新された。
* スラスターが1基配置から4基配置になり冗長性が向上した。
* ヘッドライトがLEDに変更された。
 
ウクライナとの関係悪化を受けて細部の部品も含めてウクライナの関与が排除され、完全にロシア製となっている。
 
== 註 ==