「トビケラ」の版間の差分

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また、トビケラは種による差が認めにくいものがあるために同定は難しいものも多い。幼虫は巣の形で属レベルの同定が可能なものもある。成虫については,翅に明瞭な斑紋や色彩を持つ種もあるが,地味なものが大部分で,雌雄の生殖器の構造を見ることが必要になる。
 
[[水生昆虫]]としては流水性のそれとして[[カワゲラ]]、[[カゲロウ]]と肩を並べる。幼虫の生活する水域は種によって異なる。[[渓流]]やきれいな川に多いが、[[湖沼]]や池などの止水にも生息する。そのほか小さな湧水や岩盤を滴る流れにも生息する種がある。海産<ref>Mosely, M. E. & Kimmins, D. E. 1953. The Trichoptera (caddis-flies) of Australia and Nes Zealand. pp.550. British Museum, London.</ref>や陸生種<ref>Nozaki, T. 1999 In: Proc. 9th Int. Symp. Trichoptera,. (Malicky, H. & Chantaramongkol, P. eds.), pp. 299-309. Chiang Mai Univ., Chiang Mai.</ref>
もわずかだが知られる。ただし最近のスカンジナビアやカナダにおける研究では,[[汽水]]域には予想以上に多くの種が生息すると報告されている。日本の汽水域における研究は皆無である。
 
== 巣 ==