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'''聖地'''(せいち、{{langLang-en|sacred place, holy ground, holy site}}、{{langLang-he|הארץ הקדושה}})とは、特定の[[宗教]][[信仰]]にとっての本山本拠地拠点となる寺院[[教会]][[神社]]のあるところ、またはその宗教の開祖創始者にまつわる重要なところ、あるいは[[奇跡]]や霊的な出来事の舞台となったところをいう。
 
そこに参拝することは、信者にとって特別なことであり、それへの[[巡礼]]は[[信仰]]生活にとって特別な意味を持っている。
 
また[[英語]]で“the"the Holy Land”(Land"([[大文字]]始まり)というと、神が[[イスラエル (民族)|イスラエル]]民族に与え、[[イエス・キリスト]]が誕生したとされる[[イスラエル]]・[[パレスチナ]]の地を指す。
 
== 各宗教における主な聖地 ==
; [[ユダヤ教]]
* 四聖都
** [[エルサレム]]
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* [[聖書の登場人物の一覧|聖書の人物]]の墓
* 各地の[[ラビ]]廟
; [[キリスト教]]
 
;[[キリスト教]]
* [[エルサレム]]
* [[ローマ]]([[バチカン]])
* [[コンスタンティノープル]](イスタンブル)
* [[サンティアゴ・デ・コンポステーラ]]
; [[モルモン教]]([[末日聖徒イエス・キリスト教会]])
* [[ソルトレイクシティ]]
; [[イスラム教]]
 
;[[イスラム教]]
* [[メッカ]]
* [[マディーナ]](メディナ)
* [[エルサレム]]
; イスラム教[[シーア派]]
* [[マシャド]]
* [[ゴム (イラン)|ゴム]]
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* [[ナジャフ]]
* [[カルバラー]]
; [[ヒンドゥー教]]
 
* 七大聖都
;[[ヒンドゥー教]]
*七大聖都
** [[ワーラーナシー|バラナシ]]
** [[ハリドワール]]
45 ⟶ 42行目:
** [[ウッジャイン]]
* [[カイラス山]]
; [[仏教]]
 
;[[仏教]]
* [[八大聖地]]
** [[ルンビニ]](藍毘尼) - [[ブッダ]]生誕の地
** [[ブッダガヤ]](仏陀伽邪) - 成道(悟り)の地
** [[サルナート|サールナート]](鹿野苑) - 初転法輪(初めての説教)の地
** [[ラージャグリハ|ラージギール]](王舎城) - 布教の地
** [[サヘート・マヘート]](祇園精舎、舎衛城) - 教団本部の地
** [[毘舎離|ヴァイシャリ]](毘舎離城) - 最後の旅の地
** [[クシナガラ|クシーナガラ]](拘尸那掲羅) - 涅槃(死)の地
** [[サンカーシャ]](僧伽舎) - 昇天の地
* [[四大聖地]]
** 八大聖地のうち、ルンビニブッダガヤサールナートクシーナガラ
; 中国仏教
* [[五台山 (中国)|五台山]]
* [[九華山]]
66 ⟶ 62行目:
* [[廬山]]
* [[天台山]]
; 日本仏教
* [[比叡山]]
* [[高野山]]
* [[身延山]]
; [[チベット仏教]]
* [[ラサ]]
* [[カイラス山]]
* [[アムネマチン]]
* [[ヤムドク湖]]
; [[シーク教]]
 
;[[シーク教]]
* [[アムリトサル]]
; [[神道]]
 
;[[神道]]
* [[伊勢神宮]]
* [[出雲大社]]
; [[天理教]]
 
;* [[天理]](おぢば)
; [[道教]]
*[[天理市]](おぢば)
 
;[[道教]]
* [[武当山]]
* [[斉雲山]]
* [[竜虎山]]
* [[鶴鳴山]]
; [[ゾロアスター教]]
 
;[[ゾロアスター教]]
* [[チャクチャク]]
* [[バルフ]]
; [[バハーイー教]]
 
;[[バハーイー教]]
* [[ハイファと西ガリラヤのバハーイー教聖地群]]
; [[エジプト神話|エジプトの多神教]]
 
;[[エジプト神話|エジプトの多神教]]
* [[テーベ]]
* [[カルナック (エジプト)|カルナック]]
; [[ギリシア神話|ギリシアの多神教]]
 
* [[デルポイ]]
;[[ギリシア神話|ギリシアの多神教]]
* [[オリンピア (ギリシャ)|オリンピア]]
*[[デルポイ]]
; [[ケルト神話|ケルトの多神教]]
*[[オリンピア (ギリシャ)|オリンピア]]
 
;[[ケルト神話|ケルトの多神教]]
* [[タラの丘]]
; [[北欧神話|ゲルマンの多神教]]
 
;[[北欧神話|ゲルマンの多神教]]
* [[ガムラ・ウプサラ]]
 
== 転用 ==
元々は宗教的な要素の強い言葉であるが、その意味合いから[[政治]]・文化・[[スポーツ]]などで様々な形で転用が見られる。
 
政治においては、政治指導者のゆかりの地や、[[革命]]の根拠地などが聖地として表現され、執政や統治における象徴とされる場合がある。特に[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[ジョージ・ワシントン|ワシントン]][[大統領]]邸宅は、[[南北戦争]]中に聖地扱いされ、北軍・南軍の兵士いずれも敷地に入ることすらタブーとされていた。このほかに[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]においての[[金日成]]に関連する場所・施設、北朝鮮と[[大韓民国|韓国]]においては[[抗日運動]]・[[反日運動]]に関連する場所・施設が聖地とされ、神聖化された表現がしばしば見られる。
 
文化・スポーツにおいては、特定の産業や文化・風俗の発祥地、シンボルとなる施設や、そのカテゴリにおいて最高峰のイベントが開催される場所が聖地と称される場合がある。[[日本の高校野球|高校野球]]における[[阪神甲子園球場]]や、[[全国高等学校ラグビーフットボール大会|高校ラグビー]]における[[東大阪市花園ラグビー場]]などの収容能力の高い会場が多いものの、中には[[競技かるた]]における[[近江神宮]]、[[格闘技]]の[[後楽園ホール]]のように会場の収容能力が必ずしも関わらない場合もある。
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他には、熱心なファン心理から著名人([[スポーツ選手]]など)・[[映画]]や[[アニメ]]などの著作物などに縁のある土地を聖地と呼ぶ現象もある(詳しくは[[巡礼 (通俗)]]を参照)。
 
== 関連項目 ==
* [[アジール]]
* [[宗教都市]]
 
{{Reli-stub}}
 
{{デフォルトソート:せいち}}
[[Category:聖地|*]]