「篆書体」の版間の差分

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== 関連する書体 ==
=== 秦の八体・新の六体関連 ===
許慎が著したそのままの形を伝えるテキストは存在しないが、『[[説文解字]]』序文によれば、[[秦]]では公式書体として大篆・小篆・刻符・虫書(ちゅうしょ)・{{lang|zh|摹}}印(ぼいん、「{{lang|zh|摹}}」は「募」の「力」を「手」に変えた字)・署書・殳書(しゅしょ)・隷書の8つの書体を定めていたという(秦の八体)。許慎から700年近くが経過した残巻は、懸針体という細長い書体が使われており、これが篆書体の初期形ともされている
 
また[[前漢]]を[[簒奪]]し[[新]]を建てた[[王莽]]は、公式書体制定の際にこの八体を整理、古文・奇字・篆書・佐書・繆篆(びゅうてん)・鳥虫書(ちょうちゅうしょ)の6つにしたといわれている(新の六体)。