「シェロブ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Weblione (会話 | 投稿記録)
→‎概要: 誤字修正
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
Weblione (会話 | 投稿記録)
→‎概要: 誤字修正
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
5行目:
遠い昔、[[中つ国 (トールキン)|中つ国]][[第一紀 (トールキン)|第一紀]]に冥王[[モルゴス]]に協力した[[マイア]](またはそれ以上の別の何かの)・[[ウンゴリアント]]の末裔であり、海の底に沈んだベレリアンドに住んでいた者、恐怖の山々の山中で[[ベレン]]と戦った巨大蜘蛛と同じ個体だという。姉妹や兄弟の中でも、シェロブが最も強大な個体でもあった。ベレンはその恐怖の記憶を決して人には語らなかった。かの女がいかにしてベレリアンドの破滅から逃れ、いかにして孤独な旅を続けた後に[[モルドール]]に逃れたのかはどのような話にも語られていない。ともかく、かの女は[[サウロン]]よりも、バラド=ドゥアの最初の石が置かれるよりも早く[[モルドール]]の地(当時はそう呼ばれていなかったが)に辿り着き、生涯の地とした。
 
シェロブの末裔でありながら彼女に食われる運命にあった連れ合いたちと彼女間に生まれた子孫は谷から谷へと旅立っていった。かつて[[ビルボ・バギンズ]]が[[闇の森]]で対峙したものも同種であることが『指輪物語』で言及されている。
 
日々を他の生命をむさぼることに費やしており、食欲が旺盛で、トンネルに入り込んだ者を毒針で弱らせ食べてしまう。その体は生きてきた長い年月の内に硬く変化し、並みの剣では致命傷を与えることは難しい。彼女のつむぐ糸は鉄線のように堅く丈夫で柔軟であり、剣で切りつけても弾いてしまうほどである。かの女はこの糸を使って、トンネル内に罠を張っている。過去幾度もそのトンネルに入り込んだ勇敢な人間やエルフたちが餌食となった。