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== 起源 ==
[[液体]]が冷却されるなどして[[固体]]になるとき、始めに多数の微小な[[結晶]]([[結晶粒]])が形成され、それぞれが別々に成長して[[多結晶体]]になる。このとき個々の結晶の方向を揃えておくことは困難である。一方、個々の粒子が[[単結晶]]からなる粉末を[[焼結]]させる過程においても、あらかじめ結晶の方向を揃えたり途中で結晶の方向を変えたりすることは困難である。いずれの場合も形成された多結晶体を構成する結晶は隣接する結晶と方向が異なっている。すなわち結晶と別の結晶との間に残された不連続な境界面が結晶粒界となる。
 
高温において結晶に[[応力]]が加わると、結晶に含まれる[[転位]]が二次元的に配列して一つの面を構成するようになる。この面を境にして結晶の方向が変化することから、この結晶はすでに二つの結晶に分かれていると見なすことができる。すなわちこの境界面が結晶粒界となる。