「ストライガ属」の版間の差分

ストライガは、１1個体につき50万の種子を生成し、種子は10年以上、土壌中に生存し続けることができる<ref name="Pest">United States. Witchweed: A Parasitic Pest. District of Columbia: USDA, 2003. http://web.archive.org/web/20061001190133/http://www.aphis.usda.gov/publications/plant_health/content/printable_version/fs_phwitchweed.pdf</ref>。一年草であるストリンガは、種子の状態で越冬する<ref name="Sand" />。宿主の根から分泌される物質を検知すると発芽し、宿主の根の細胞に侵入するための吸器を発育させる<ref name="Sand" />。宿主の根から分泌される物質には[[ストリゴラクトン]]が含まれており、その物質がストライガの種子を発芽させるのを促進するシグナル伝達分子である<ref name="Strigalactone">Matusova, R., K. Rani, F.W.A. Verstappen, M.C.R. Franssen, M. H. Beale, and H. J. Bouwmeester. 2005. The strigolactone germination stimulants of the plant-parasitic Striga and Orobanche spp. are derived from the carotenoid pathway. Plant Physiol. 139:920–934.</ref> 。寄生根が宿主の根に付着した箇所はベルのような膨らみになっていることで識別できる<ref name="Wales" />。地下に寄生部を形成し、その状態で4〜7週間を過ごし、その後、地上に出現し、開花し種子を生成する<ref name="Wales" />。ストライガの種子は風、水、動物に付着する土壌によって容易に広がる<ref name="Wales" />。