「ムコ多糖症」の版間の差分
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*:急速進行型MPS VIの臨床症状はHurler症候群(重症型のMPS I)と類似しているが、基本的に精神遅滞はなく知能は正常であるのが特徴である。出生直後から特有顔貌、[[水頭症]]や胸骨等の形態異常が認められ、5~7歳頃には成長が止まるため著しい[[低身長]]となる。また気道感染(風邪)を繰り返しやすい。疾患の進行につれて重度の関節[[拘縮]]に伴う運動制限、強い骨変形、角膜混濁や[[視力障害]]、[[滲出性中耳炎]]や[[難聴]]、[[肝脾腫]]、臍・[[鼠径ヘルニア]]、気道狭窄に伴う[[呼吸困難]]や[[睡眠時無呼吸]]、[[心臓弁膜症]]、[[手根管症候群]]等の神経症状といった種々の障害をきたす。無治療の場合、10歳代後半から20歳代前半に[[心不全]]や[[肺炎]]等に伴う[[呼吸不全]]で死亡することが多い。
*:緩徐進行型でも手指の運動制限や[[手根管症候群]]といった症状が認められるが、青年期以降まで症状が現れずに成人することもある。しかしながら末期には顕著な消耗性の症状をきたすことが多い。寿命は概ね40歳代だが、50歳以降まで生存した例もある。
*'''MPS VII'''型 - スライ病、スライ症候群 ([[:en:Sly syndrome|Sly syndrome]])
*:オーストラリアでの発症率は726,000人に1人
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