「カトリック教会」の版間の差分

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== カトリック教会への批判・論争、事件など ==
[[宗教改革]]以来、[[プロテスタント]]から、教皇の首位権・使徒継承性に対して「『聖書』の曲解、根拠なき伝承([[聖伝]])に基づくもの」と批判されている。同様にプロテスタントが『聖書』に根拠を持たないと主張する「[[秘跡]]」や「[[聖母マリア|マリア崇敬]]崇敬・[[聖人#キリスト教|聖人]]崇敬<ref>カトリック教会では、聖母マリアや諸聖人を神として敬っているわけではないため、「マリア崇拝」等と称するのは誤りである。</ref>」について批判を受ける。歴史的には、カトリック教会が封建領主として君臨したこと、[[マルティン・ルター]]によって、[[聖遺物]]崇敬・[[贖宥状]](免罪符)発行を批判されたが、[[対抗改革]]によって中止された。一方、改革の中で[[原理主義]]的姿勢が強まって「[[禁書目録]]」の作成がなされたが、このような動きは[[学問の自由]]や[[言論の自由]]を求める[[学者]]と衝突を招いた。<!--
 
カトリック教会を批判しようと、まことしやかに、歴史学的には正しくないお話が語られることがある。カトリック教会は、コペルニクスの地動説が書かれた『天球回転論』の出版を容認しており、人々に自由に読ませていた。この点、カトリック教会はおおらかであったのである。実は、地動説を最初に宗教的に批判したのは、プロテスタントのマルティン・ルターだった<ref>ルターは『天球回転論』の出版の数年前に、地動説の内容の噂を聞いて次のように発言した(出典:高橋 憲一『コペルニクス・天球回転論』解説)