「アイルランド」の版間の差分

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「世界共通語とされ」ているから英語を使っているのではない
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しかし、ヨーロッパの経済大国であるイギリスはアイルランド共和国にとって無視できない存在であり、経済的および人的交流は古くから盛んである。イギリス領[[北アイルランド]]ではアイルランド帰属を求めてテロ行為を繰り返す過激派[[IRA暫定派]]などナショナリストと[[ユニオニスト]]との紛争が起こっていたが、和平プロセスが進んでいる。アイルランド共和国は一部日本で誤解されているようなテロ行為の舞台とはなっておらず、北アイルランド和平が現実に近づくにつれ、さまざまな分野での南北の交流が広がっている。
 
[[1997年]]に[[トニー・ブレア]]首相が100万の餓死者・100万の移民を出した[[1845年]]から[[1849年]]のジャガイモ大飢饉について「今日それを反省してみるにつけ苦痛をもたらすものであった」と実質的に謝罪を行った。[[1998年]]には北アイルランド和平合意が成立した。殺し合いに嫌気がさした事、南の経済発展にあせりを感じた事が契機となる。しかし強硬派が納得せず失敗しさらに10年が経過する。[[2005年]]、イギリス在郷軍人会アイルランド支部主催の第1次大戦戦没者追悼行事にアイルランド大統領が出席。アイルランド人兵士の名誉回復と追悼を訴えた。彼らはアイルランド自治獲得促進の意志をもって参戦したのにそれまではイギリスへの協力者と非難されてきた。[[2007年]]2月、[[クローク・パーク|クローク・パーク競技場]]でのラグビー・[[シックス・ネイションズ]]の試合、アイルランド対イングランド戦が平穏に行われる。イギリス国歌の演奏に当たりアイルランド側から一つのブーイングもなく、イギリスとアイルランドの歴史的和解の象徴となった。この競技場は1920年の独立戦争のときイギリス軍が[[ゲーリックフットボール]]観戦中のアイルランド人を虐殺した場所で反英闘争の聖地であった。アイルランドは伝統的に反英感情が強いものの、世界共通イギリスの公用とされである英語を使用しており、英語留学先として人気がある。
 
=== アメリカ合衆国との関係 ===